- 名称:National Animal Poison Prevention Week
- 国:アメリカ合衆国
- 時期:毎年3月の第3週
- 制定:1962年に定められた中毒防止週間(National Poison Prevention Week)の動きを動物に広げたもの
動物の中毒防止週間(National Animal Poison Prevention Week)は、多くのペット動物が毒による被害を受けていることを広く伝え、その防止に役立てるために、米国で広まってきた動きである。(人間を対象とした)中毒防止週間は1962年に制定されており、この運動を動物にも広めようとする意図である。
暖かくなってくる春先は、人間も動物も中毒事故が多発するため、この時期に定められた。ASPCAの下位組織である Poison Control Centerでは、1日の相談件数は冬季が600件であるのに対し、夏は800件にものぼるという。センターは増加の原因を、気温の上昇により外で過ごす時間が増えること、植物の成長、肥料・防虫剤・除草剤の利用が増えることが原因であろうと推測している。
ASPCAは毎年、”犬が食べると毒になるものリスト”を発表し、飼い主たちに注意を促している。2015年の上位10品目は以下のとおり。
- 人間用の市販薬(Over-the-counter medications)
- 人間用の処方箋薬(Human prescription medications)
- 殺虫剤(Insecticides)
- 人間の食べ物(Human foods)
- 家庭にある商品(Household items)
- 動物用薬(Veterinary medications)
- チョコレート(Chocolate)
- 植物(Plants)
- 殺鼠剤(Rodenticides)
- ガーデニング用製品(Lawn and garden products)
Featured image credit fstop186 / Flickr
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