暑い夏。汗をかけない犬たちは、体の熱を逃がすのが不得意です。プールに入って丸ごと体を冷やしたい!そんな犬たちが増えてくる季節です。
今日は、プールが大好き!というワンコをご紹介。2匹ともとっても楽しんでいるのですが、残念な事にそこには水が入っていません。
泳ぎの練習に余念がないフレブル氏
陽気で楽しいフレンチ・ブルドッグのアーノルド(Arnold)。プールに水がないなんて細かいことは気にしません。とにかく泳ぐことが大事なのです。泳いでないけど。
あんまりにもジタバタしているから、もしかして脚が悪いのかなぁなんて思ったら、全然悪くなかったYo! 進化してるし↓
魚獲りに余念がないジャーマン・シェパード氏
10か月齢のジャーマン・シェパード氏。作業犬として活躍する犬として有名なジャーマン・シェパードの血がそうさせるのか、ビニールプールに印刷された魚を必死に捕獲しようとしています。
プリントされた魚が何か邪魔なものに見えるのかなぁ。犬たちの目にはどう映っているんだろう。
「犬の視力は悪い」なんて言い方をされることがあります。良い悪いの評価は別として、少なくとも私たちが見るようには世界が見えていないことは確かです。犬の遠近順応機能(ピント合わせ)は低く、一般的に70cm以内にあるものには焦点が合わないと言われています[1]。ただし犬種による差もあるそうで、ある研究ではジャーマン・シェパードがかなりの近視である可能性を指摘しています[2]。
動画のワンコはまだ小さなパピーなので、いろんなものに興味を持っているだけだと思いますが。かわいいですね♡
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
Screen capture from French bulldogs don’t need water to swim / YouTube
[1] ブディアンスキースティーブン. (2004). 犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る. 築地書館.
[2] Miller, P. E., & Murphy, C. J. (1995). Vision in dogs. Journal of the American Veterinary Medical Association, 207(12), 1623–34.
泳ぐべきか歩くべきか〜プールに脚がつくことがわかって困惑するラブラドール【動画】 | the WOOF
ワンコたちは平和が大好き。遊びやトレーニングといった刺激は嫌いじゃないけれど、犬は”習慣の生き物(Creature of habit)”と言われるように、いつものコト、予想のできるコト、そしてスケジュール通りのコトを好むものです。