引き抜いた針は200以上。蜂の攻撃は、身体の表面のみならず、口や耳の中にまで及んでいました。
米アリゾナ州に住むピットブルのトランプ(Tramp, 17週齢)は、自宅敷地で遊んでいたところを、蜂の大群に襲われました。自宅隣にある空家に巣を作っていた蜂が、突然大挙して押し寄せてきたということです。
「50%の確率で死んでいた」と担当獣医師に言わしめた今回の出来事。ジョーンズ医師は、ここまで酷いケースは見たことがないと語ります。
トランプが蜂に襲われたのは、自宅の庭。キャンキャンという悲鳴に気づき、外を覗いた飼い主のドノワイエさん(DeNoyer)が見たのは、大量の蜂に襲われる子犬の姿でした。
この襲撃でトランプが刺されたのは400か所以上。一緒に遊んでいた同居犬のレディも50か所、そしてドノワイエさん自身も20か所を刺されたそうです。蜂の襲撃は凄まじく、ドノワイエさんは洗濯室への避難を余儀されたということです。
トランプは、すぐに動物病院に運ばれ、抗ヒスタミン剤やストロイドなどによる治療が行われました。命は取り留めたものの肝臓はショック状態に陥っており、現在も自宅での治療が継続しています。
隣家及びドノワイエさん宅では、消防のチェックが行われ、現在は安全が確保されたということです。しかし、蜂の大群に襲われた恐怖は未だ消えないとドノワイエさんは語ります。耳の中にブンブンという音が聞こえてきたり、針の壁に襲われるという生々しいフラッシュバックに悩まされているのだといいます。
危機的状況を乗り越えたトランプですが、現在も自宅での治療が続いています。筋肉の激しい震え、肝機能の大幅な低下、血尿・血便といった厳しい状態を乗り越え、小さな家族は家族の腕の中に戻ってきました。たくさんの投薬や獣医師の訪問治療は続きますが、現在は落ち着いた状態にあるということです。
400か所を刺されても生き延びることができたトランプのケースは、かなり運の良いものだと思います。蜂に刺されると痛いし不快であるのは、犬たちだって同じこと。子犬や小型犬なら毒素の分解に身体がついていかず、危険な状態になることもあります。蜂に刺されたことに気がついたら、すぐに獣医師さんに相談しましょう。
Screen capture from Puppy Survives Being Stung By Over 400 Bees / YouTube
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