【犬とフード】味と鮮度を保つドライフードの保存法〜気をつけるべき4つのこと

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愛犬に「いつまでも健康でいてほしい」と願うのと同様に、カリカリ(ドライフード)には「いつまでも新鮮であってほしい」と思うもの。良いゴハンはワンコの元気の源ですからね。

今日は、カリカリの上手な保存の方法についてのお話です。上手に保管することで、製造元が意図した味や栄養をワンコたちに伝えてあげましょう。

はじめに〜カリカリだって劣化する

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Featured image credit Davide Ciriello / Flickr

カリカリは比較的安価なうえ、扱いやすく保存もしやすい素晴らしいフード。長持ちしそうなイメージがあり、ウェットフードなどと比較すると長期保存が可能ではありますが、それでもやはり劣化はします。適切な保存をしなければ、味が変わることもありますし、ビタミンなどの栄養素が破壊されることもあります。

1. 製品パッケージは捨てないで

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Featured image credit Dagny Gromer / Flickr

製品パッケージから取り出し、ストレージにザザザ〜と開ける…。これが正しいとずーっと思ってきましたが。

フードはパッケージのまま保存するのが大正解!製品パッケージは、新鮮さのみならず栄養素を保持するようにデザインされています。「良い」フードのパッケージは可愛いだけではないのです。その「良さ」を保持するために製造元が開発した素晴らしい製品の一部です。利用しない手はありません。

パッケージを利用しての保存は、味を保持することにもつながります。Hill’s Pet によれば、プラスチックの保存ボックスに保存したカリカリには、匂いや味が移ってしまうこともあるそうです。

またパッケージには食餌の量のほか、製品番号(バーコード)、消費期限、連絡先など、飼主さんに必要な情報に溢れています。バックのまま保存をしておけば、例えばリコールなどがあった時、すぐに簡単に確認することも可能です。

2. 空気にさらす時間は最小限に

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Featured image credit philhearing / Flickr

ドライフードは外気(空気、光、熱、湿気)にさらされると、ビタミンを含む栄養素が破壊されてしまいます。

劣化を防ぐためには、パッケージのまま口をしっかり閉じて保存をしましょう。中の空気を抜き、口を2重か3重に折った上でクリップなどで留めておくのも良いでしょう。パッケージのままプラスチックなどの保存ボックスに入れておけば、害虫や害獣から守ることもできます。

3. 保存は高温多湿を避けた暗冷所

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Featured image credit SεΣ ╤hi∩Gs DiƒFerεNT└y / Flickr

保存は、湿気が少ない暗冷所に。温度や湿度を管理できる保管場所が理想ですが、そのような場所がない場合はできるだけそれに近い場所に保存しましょう。床からちょっと高くなった場所がより良いです。カリカリを劣化させる一つの目安が38度[1]。曇った日でも、風の通らない場所だと簡単にそのくらいの温度に到してしまうので、要注意です。48度以上の場所に48時間以上置いておくと、劣化が大きく進みます。

できるだけ小さなパッケージのフードを買って、安全な場所に保管した方が、最終的にはコストを抑えることになるかもしれません。匂いや味の劣化も少なく、ワンコたちも喜びますよ。

4. 古いフードと混ぜないで

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Featured image credit BuzzFarmers / Flickr

新しいフードに変更するとき、「慣れ親しんだフードに混ぜて供するのが良い」とはよく聞くアドバイス。しかし、古いフードに新しいフードを混ぜて保存するのは誤ったやり方です。新鮮なフードの劣化を促進するようなものです。保存は別にして、フードボウル上で混ぜるという方法をとりましょう。

古いフードの上に新フードをザザザと加えるのはもっての外。そのやり方だと、古いフードが埋もれてしまい、いつまで経っても消費されないことになってしまいます。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Tips on How to Store Your Dog or Cat Food Properly | Hill’s Pet

Featured image credit http://www.shutterstock.com/gallery-532438p1.html / Shutterstock

カリカリの歴史〜ドライフードはどのように生まれ、今のカタチになったのか | the WOOF

考えてみればカリカリって、すごい食べものですよね。 栄養価もバランスよく配合されているし、長期間保存もできる。しかも、歯垢もつきにくいときています。

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