みんな違ってみんないい〜元保護犬ドッグショー、米で開催

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すべての犬は素晴らしく、どの犬も賞賛されるべきですが、ケネルクラブが主催するドッグショーに参加し栄誉を受けられるのは純血種の犬のみです。

伝統を支える美しき犬の頂上決戦は、それはそれは見応えのあるものですが、別世界のもののように感じる人も少なくはないでしょう。そんな飼い主さんでも身近に感じられるドッグショーが2月19日にアメリカで開催されました。

といっても実はこれ、ケーブル局であるHallmark Channelが制作する『アメリカン・レスキュー・ドッグショー』というテレビ番組なのです。保護犬たちにスポットライトを当てることと、保護犬に対する世間の認識を良いものに変えることを目的として制作されました。

参加資格は保護施設出身であること。審査の基準は、その犬がどれだけ「その犬らしいか」という点のみ。番組のエグゼクティブ・プロデューサー、レビット氏は「一般的なドッグショーでは、犬たちは血統と犬種標準にどれだけ近いかという点で評価されますが、私たちのショーでは可愛らしさと個性でのみ評価されます」と説明します。

全米から集まった様々な犬種(もちろんミックスも含む)たちが、”最高のカウチポテト”や”最高の尻尾振り”、そして”最高のアンダーバイト”、”最高のおしゃべり犬”、”最高のイビキ犬”、”最高のシニア犬”などのカテゴリで争います。これらの栄誉を勝ち得た10匹は決勝で対戦し、1匹が”ベスト・イン・レスキュー”として選出されます。

2018年の”ベスト・イン・レスキュー”には、11歳のラブラドール・レトリバー、ジャッキーが選ばれまた。1年前に前の家族によって”棄てられた”ジャッキーは、高齢のために引き取り手は見つからず安楽死が予定されていた犬でした。しかし、現飼い主のデビー・ブルームさんに出会い、新しい家と家族を得てからは、前以上に幸せに生活しているそうです。

Credit: © 2017 Crown Media United States, LLC | Photo: Alexx Henry Studios, LLC / jeremy lee

ジャッキーはトロフィーとブルーリボン、そして2万5000ドルが贈られました。賞金はジャッキーが獲得したものですが、全て出身シェルターに贈られることになっています。

Hallmark Channelの親会社Crown Media Family NetworksのアボットCEOは、「私たちは保護動物を讃えること、そして本当に素晴らしい動物たちのことを知ってもらうことを、とても誇りに思っています。地元シェルターには美しい動物たちが待っています。この番組を通じて視聴者の皆さんに、里親になることを勧めていきたいです」とコメントしています。

h/t to Rescue pups show off at their own dog show | MNN – Mother Nature Network

All images from Hallmark Channel /

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