愛犬とハロウィン〜楽しく安全に過ごすための6つの注意事項

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10月のお楽しみといえばハロウィンですよね。ワンコのコスチュームも充実している近年は、SNS上にもたくさんの仮装ワンコが可愛さを競っています。

仮装してチヤホヤされたり、たくさんオヤツをもらえたり。犬にとっても良いことがあるハロウィンですが、実は大きな危険も孕むイベントです。元気いっぱいに11月1日を迎えるために、心がけたいことがあります。

1. コスチュームは早めに入手

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image by Elias Castillo / unsplash

ペット用のコスチュームの準備は、お早めにどうぞ。可愛いペット用の衣装は人気が高く、入手が困難になる可能性がありますし、愛犬が衣装を受け入れるかを早めに試す必要があるからです。ハロウィン当日に初めて着せて長い時間を過ごさせるのは、犬にとっては大きなストレスになります。

衣装を入手したら、愛犬の近くに置くなどして、愛犬の興味を引きましょう。衣装や飾りを食べてしまうことのないように、目を離さないようにすることと、ご褒美(オヤツなど)を使って衣装に好印象を持ってもらえるようにするのはとっても大事です。

衣装を着せることに成功したときでも、着せたままにするのはNGです。コスチュームの着用は、せいぜい10分か15分に制限しましょう(その間に可愛い写真を数え切れないほど撮影してね!)。もし当日に衣装を着せたままお散歩したいなら、事前に「仮想お散歩」の練習もしておきましょう。

嫌がる愛犬に無理強いをするのはやめましょう。どうしてもダメならスッパリ諦め、はやめに譲ってしまうのも良いでしょう(早めに入手しておけば、良い条件で譲渡できるかもしれません!)。

2. 安全なコスチュームを選ぶ

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image by U.S. Army Garrison Japan / Flickr

ハロウィンのコスチュームは、可愛いだけでなく、安全なものを選ぶようにしましょう。

  • 身体の自由な動きを制限しないもの(尻尾やヒゲを含む)
  • 視界、聴覚、呼吸、血流を制限しないもの
  • 嚙み切れるような飾りがついていないもの(小さい飾りや、ブラブラする飾りは選ばない方が無難です)
  • 通気性があり、熱がこもることがないもの
  • 音を出さないもの(犬の聴覚は敏感です!)
  • 重すぎないもの

衣装イヤイヤワンコには、バンダナやリボン、ボウタイや首輪の飾り、あるいは衣装がプリントされたTシャツなど、ストレスの少ないものを検討しましょう(もちろん素っ裸も素敵な衣装です!)。

もし、パレードやお祭りに参加するのであれば、目立つ色や素材を使った衣装を選ぶのも、安全対策になるかもしれません。

3. ハロウィンお菓子は犬用に限定する

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image by Carl Raw / unsplash

ハロウィンといえばお菓子がつきもの。しかし、ハロウィンの人間用のお菓子は、犬にとっては毒になる危険な食べ物。絶対に与えてはなりません。

チョコレートは、犬や猫にとって危険な食べ物です。中毒症状を起こすことがあり、最悪の場合は死に至こともあります。中毒症状には嘔吐や下痢、速い呼吸、心拍数の増加、発作などがあります。

キャンディも、犬には危険です。とくにキシリトールを使ったものは犬には有毒で、少量でも血糖値の急激な低下や発作、場合によっては肝不全を引き起こすことがあります。
愛犬が誤ってチョコやキャンディをパクリしてしまったら、どれだけの量を口にしたかを確認のうえ、念のため動物病院に電話して対応を確認しておきましょう。すぐに症状が出ないときでも、油断はできませんからね。

4. 装飾品は肉球の届かない場所に置く

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image by David Menidrey / unsplash

ハロウィンの装飾品は、犬がいたずらできない場所に飾りましょう。とくに注意しなければならないのが子犬たちで、なんでも口に入れたがる年頃のコがいるのなら、装飾品を飲み込んでいないか頻繁に確認しなければなりません。

生のカボチャやトウモロコシを使った装飾は、これまた危険な代物です。未調理のカボチャやトウモロコシは、少量であれば問題を起こしませんが、ときに胃腸の問題を引き起こしたり、喉や胃腸に詰まって閉塞の原因にもなり得ます。カビが生えている場合には、神経系の問題を引き起こすこともあります。

5. ストレスワンコは静かな場所で休ませる

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image by Sophie Elvis / unsplash

私たちにとっては楽しいハロウィンですが、犬も同じように楽しむことができるかはわかりません。穏やかさを好むワンコさんなら、衣装も来客も賑やかさも、何もかもストレスになるかもしれません。

愛犬が不安やストレスの兆候を見せたら、迷うことなく居心地の良い静かな安全な場所に連れていって休ませましょう。外出する予定があるなら、愛用のベッドやクレートを忘れず持っていきましょう。

6. IDタグやマイクロチップの再確認を

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image by Jarrod Reed / unsplash

日本では子供がドアベルを鳴らして「お菓子をくれないといたずらするぞ!」と叫ばれることはそうそうないと思いますので、「ドアをなんども開けていたら、逃走されてしまった」ということは少ないと思います。

とはいえ、パーティやお出かけの機会が増える時期でもありますので、ぜひIDタグやマイクロチップの装着について再確認をしてください。

着用しているかどうか、登録や記載の情報が最新のものであるかをチェックしておきましょう。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Halloween Safety Tips | ASPCA
[2] 10 Halloween Safety Tips for Pets | petMD

Featured image creditFound Animals Foundation

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