腸がねじれたダルメシアン、グレイハウンドの輸血で救われる

ストーリー
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4月17日の朝、マックスとリサは愛犬のダルメシアンが床に倒れているのを発見しました。

倒れていたのは11ヶ月齢のベッチー。立ち上がることすらできない状態の彼女を、家族はすぐに近くの病院に連れていきます。しかし、ベッチーの状態が深刻すぎたため地元の病院では対処ができず、ふたりと1匹はDick White Referralsという専門医が集まる病院の門をたたくことになりました。

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検査の結果告げられたのは、腸間膜の捻転(mesenteric torsion)という耳慣れない病名。腸間膜の捻転とは、腸が捻れることにより血液の流れが滞ることで全身に影響が出る状態で、手術をしてもしなくても生存の可能性は極めて低いということでした。

「わずかな可能性でも、それに賭けたい」ベッチーの家族は、手術を選択しました。

全身麻酔下で2時間30分。辛い時間を耐えたベッチーの腸は、無事に捻れがほどかれました。しかし、病気や手術につきものの合併症が、子犬に襲いかかってきたのです。播種性血管内凝固症候群でした。

播種性血管内凝固症候群は、血管内に無数の血栓がばら撒かれたような状態で、血液を固める作用と血液を溶かす作用が同時にたくさんの場所で無秩序に起こります。出血傾向が強くなり、さまざまな臓器で機能不全が生じることになります。

治療には、人の場合は薬剤により血液を補うなどの方法が取られますが、ベッチーの治療で選択されたのは偉大なる大型犬グレイハウンドの血を輸血することでした。

グレイハウンド(名は明かされていない)が輸血されたベッチーは、なんとか一命をとりとめ、危険な状態を脱することができました。腸間膜の捻れも合併症も、極めて死亡率が高いもので、これを乗り越えることができたのはとても運の良いことだといいます。

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リサさんは「彼女の命を救うことができたことは非常に幸運だった」とコメント。専門知識を持つ獣医師とグレイハウンドが、大切な家族を助けてくれたのです。

日本でも犬の献血は行われています。病院によってはこのグレイハウンドのような供血犬(血を提供してくれるワンコ)を飼っていることもありますし、献血ドナーを募っているところもあります。将来、愛犬がお世話になる可能性もあるものですから、かかりつけ医さんではどのように対応があるかなど質問しておくと良いかもしれません。

h/t to Greyhound’s blood saves Dalmatian puppy with a life-threatening ‘twisted’ tummy – Cambridge News

【イヌニュース】君の命は僕が守る!献血でラブラドール女子を救ったロットワイラー | the WOOF イヌメディア

the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日はイギリスから、献血によって他の犬を救ったロットワイラーのお話です。犬同士が助け合えるって、すごく素敵なことだと思いました。

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