台風や豪雨、豪雪など、避難の必要がある場合には早めに出発したいもの。しかし、超大型ハリケーン、イルマの直撃を前にしたジェシカさんは、出発を遅らせてでも授業に出席したいと望んでいました。
ジェシカさんはジョージア・サウス大学(Georgia Southern University)で政治学とアラビア語を専攻する大学2年生。ケネディ教授の『政治学入門』を受講すれば、1つも欠席することなく実家に避難することができるのです。授業への出席と早めの出発を成し遂げたい彼女は、大学からそのまま出発できるよう、荷物を車に積み込み準備を整えていました。
しかし、ここには問題が。愛犬のルナをどうすべきかという問題です。車に残しておくことはできないし、ルナを迎えにアパートに戻るのは危険だし。何としてでも授業に出たい。悩んだ彼女は、ケネディ教授にメールしてみることを思いつきました。
おそらく答えはNoだと思いますが、もしかしたら教授はすごくクールでYesと言ってくれるかなと思って、このメールを書いています。今日の授業に犬を連れて言ってもいいですか?
メールには、交通の状況を勘案して早めに出発したいこと、しかし自分にとって授業が大切で欠席はしたくないこと、一方で授業の後に犬を迎えに行くのは難しいことなど、丁寧に説明を加えました。さらに、ルナの可愛い写真を添付して、彼女が”イイコ”だというアピールも忘れませんでした。
ケネディ教授からは1分で、本当に1分で返事が返って来ました。
私のことを”クール”って呼べばYesって言うと思ったの?それはうまくいかないよ。心を動かすのは、彼女(ルナ)が”イイコ”だってこと。もちろん、彼女を連れて来ていいよ
というわけで、ルナは大学の授業に出席することになりました。
「教室では、誰からも文句を言われることはありませんでした。ルナは教室を歩き回り、たくさんの友達を作ったんです。みんなルナをみて、喜んでくれた。彼女が何か面白いことをすると、みんなノートを取りながら笑っていました」
この後、ジェシカさんとルナはアトランタの家族の元に無事に避難することができたそうです。教授の小さな思いやりも大きな助けになったことは間違いありません。大学教授であっても、犬の魅力に抗うのは難しいことなのかもしれませんね。いつも授業に参加させる訳にはいかないとは思うけれど。
h/t to Student asks to bring dog to class before Hurricane Irma, professor has the best response
All images from Jessica Lewis / Facebook
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