生まれながらのセラピードッグ、元保護犬のコーラのお話

ほのぼの
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「うちのコは特別な犬」というのは、全ての飼い主さんが思うことですが、コーラは本当に特別なワンコのようです。

コーラはアイダホに住むウェルシュ・コーギー・ペンブローク。セラピードッグ訓練生(犬)で、人や場所に慣れるために、ママのマディソンさんと様々な場所に出向きます。

その日もコーラは空港の待合スペースで、ママとふたりで過ごしていました。アイダホからアラスカへ向かう途中で、乗り継ぎ便を待っていたのです。

しかし、コーラはマディソンさんの元をそっと離れ、待合スペースにいた見知らぬ男性に近づいたのです。

そして男性の足元にちょこんとお座りしました。

少ししてコーラの所在に気づいたマディソンさんは、男性のもとへ駆け寄り「ご迷惑をおかけしませんでした?」と尋ねました。

「いいえ、全然」と答えたその乗客の目は、涙で濡れていました。彼は続けて言いました。「昨晩、飼っていた犬を亡くしたんです」

男性は可愛いと言いながらコーラの背中をナデナデし、写真まで撮っていたそうです。そしてマディソンさんに飼っていた犬の話をしてくれました。

マディソンさんはFacebookに「コーラには、傷ついた人や寄り添ってくれる存在が欲しい人がわかる力があるって強く思う」とコメント。「コーラには悲哀がわかるし、人に共感する能力があると思う」

現在8歳のコーラがマディソンさんと暮らし始めたのは、昨年の夏から。それまではコーラを家にも入れず、残飯しか与えない飼い主と暮らしていました。「家の鶏を殺した」という理由で保護施設に連れていかれたコーラは、マディソンさんの迎えがなければどうなっていたかわからなかった犬でした。

獣医に連れてかれたこともなく、食事といえば残飯を投げられるような暮らしをしていたコーラ。耳は感染症に侵され、歯は腐っており、お風呂に入れられれば水は真っ黒になりました。しかし彼女の心は、新しくもらったネームタグのようにキラキラと輝くものがしっかりと残っていました。

7年半もの間、人間に虐待され続けたコーラですが、人間への信頼と愛情は全く失われていないとマディソンさんは言います。セラピードッグの候補生(犬)となって、さらに穏やかさに磨きがかかるばかりだと言います。

「コーラには毎日、驚かされてばかりです。7年半も愛情を知らなかったコが、他の人に愛を与える存在になるとは考えもしませんでした」とマディソンさん。「過去を変えることはできないけれど、それを補うためのことはなんでもしてあげたいと思っています」

h/t to Woman finds her corgi comforting grieving stranger in the airport | today

「おうちへ帰ろう」〜元保護犬は家族の手を握り続けた | the WOOF イヌメディア

4歳のリーガンは、前の飼い主が亡くなったため、シェルターに保護されたワンコ。彼女は、周囲で起きる変化に混乱し、施設にも馴染めずにいました。 失意のリーガンでしたが、動物保護活動に従事するキムさんにだけは心を開くことができました。キムさんの姿を見ると興奮し、尻尾をフリフリしてくれたのだそうです。

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