【犬と水泳】泳げない犬だっている〜泳げない犬や水が苦手な犬もいることを理解しよう

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すべての犬は泳ぐことができると考える人は少なくないようですが、泳ぐことは犬に本来備わっている能力ではありません。もちろん、水でも陸でも運動能力を如何なく発揮する犬もいますが、見事なまでに沈んでしまう犬もいます。

泳げる犬、泳げない犬、泳ぎたくない犬

多くの犬を’泳ぐ’という視点を持って分類すると、泳げる犬、泳げない犬、泳ぎたくない犬の3つに分けることができます。

1. 泳げる犬〜泳ぐの大好き!人助けもしちゃうんだから!

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もう、プール最高♡ image by Beachfront Solutions / Flickr

水に興味を示し、飛び込んだらすぐに犬かきを始めるような天性のスイマーや、初めは苦手でも慣れれば大丈夫、という犬が第一のグループ。’泳げる犬’ですね。天性のスイマーは、犬種で見るとイングリッシュ・セッター、ニューファンドランド、ウォーター・スパニエル、ゴールデン・レトリバー、アイリッシュ・セッターなど。手足が長く力があることも水泳を得意にする要因ですが、彼らは水鳥猟や水難救助を目的に交配させられた種ですから、水への嗜好性や能力が代々受け継がれてきているのです。

2. 泳げない犬〜苦手、あるいは溺れる可能性が高い犬

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泳ぐよりこっちの方が好き! image by Gloria / Flickr

対する’泳げない犬’は、手足が短くがっしりした体躯を持つ犬たち。個体による違いはあり、泳げる犬ももちろんいますが、体格の特性から泳ぐのは苦手というコが多いです。犬種でいえば、ブルドッグ、ダックスフンドなどは、四肢が短く、浮力を維持できるほど力強く水を掻くことができないことから、浮いていることが難しいのです。

またパグのようなマズルの短い犬は、鼻呼吸が得意ではないため水中での疲労が早いため、補助具なく泳がせるのは危険です。マルチーズやチワワといった小型犬は、中には泳ぎが得意なコもいるので正確には’泳げない犬’ではありませんが、体が小さく冷えやすいこと、水を怖がる犬も少なくはないことから、溺れてしまうリスクは高いです。こうした犬たちを水周りで遊ばせる時には、絶え間なく注意の目を向ける必要があります。

3. 泳ぎたくない犬〜怖い!いやだ!大嫌い!

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僕、ここでいいです image by Jen / Flickr

そして最後に’泳ぎたくない犬’。肉体的な問題ではなく、「水が怖い」「いやだ」という精神的な抵抗により泳げない犬たちです。水を怖がる犬を水に沈めると、パニックを起こしてしまいます。パニック状態は犬を急速に疲弊させ、溺れるリスクを高めます。例えば一緒にプールに入った時にあなたによじ登り、引っ掻いたり蹴りを入れてくるようであれば、かなり水を怖がっていると考えてよいでしょう。水が怖いというより、水が嫌いという犬もいて、雨の日のおさんぽすら嫌がることもあります。人間と同じく個体による違いは何よりも強く出ます。それでも「泳げるようにしたい」と考え、チャレンジするのであれば、家のお風呂やビニールプールで練習する、ライフジャケットを準備する、プロに頼む(犬用プールのある施設で教えてもらう)など、安全な方法を検討しましょう。


水泳は、足腰に負担が少ない全身運動ですからシニアや病後犬にもオススメです。恐怖心を取り払い、水遊びくらいができるようになっておくと後々楽かもしれません。

しかし、犬に無理をさせずにできることで楽しむという選択もあります。陸上での遊びでだってできることはたくさんありますよね。素敵な水辺の思い出は、海辺や湖畔のカフェで一緒にお茶をするだけでも作れるものですよ。

Featured image credit Matt Deavenport / Flickr

水が嫌いな犬たち〜苦手、怖い、面倒くさい!水泳断固拒否ワンコにやってはいけない事 | the WOOF

先入観って怖いですよね。事実を一部だけ切り取っただけとか、単なる想像とか、そうしたイメージが心に根ざすと変えるのがとっても大変です。

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