英国で子犬の販売規制を強化〜悪徳ブリーダー撲滅を目指す

世界の犬事情
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イギリスの環境・食糧・農村地域省は今月2日、ペットの福祉を守るための改革の一環として、犬の飼育許可規制を導入すると発表しました。

計画には、8週齢未満の子犬の販売を完全に違法とすること、1年に3リッター(※)以上を飼育し販売する者は正式なライセンスを取得しなければならないことが含まれています。ライセンスを取得するためには厳しい福祉基準を満たす必要があり、インターネットを介して販売を行なう者に対しても同じ基準が適用されます。規則に違反した場合は、制限無しの罰金と(又は)最高6ヶ月の禁錮が課されるそうです。

※ リッター:一腹から生まれた子犬

新しい規制は、ブリーダーの規模の大きさに関わらず適用されます。レッドソム長官(Andrea Leadsom)は、「ペットを飼っている人、またはペットを迎えようとしている人は、その動物が最良のスタートを切ったと思いたいものです。しかし、小規模事業者から大規模なパピーファームまでの無責任なブリーダーで毎年、何千もの子犬が産まれていて、最初の週を必要なケアや注目も受けられない窮屈な状態で過ごしています。そこで私たちは、免許制の強化を強化し、議会に行動を起こすための必要な力を与えることで、悪質な違反者を取り締るようにしました」と述べています

これに対し、慈善団体Dog Trustは、「私たちは、8週齢未満の子犬の取引を違法とすることと、宣伝時にライセンス呈示を求める規制ができることを、とりわけ嬉しく思います」歓迎のコメントを発表しています。これまで英国では、ブリーダーが出稿する広告に対する規制が緩く、悪徳業者でも買い手を見つけられるという問題がありました。本計画ではこうした「抜け穴」を塞ぐことで、インターネットを介した事業者などの取り締まりを強化しようという狙いもあるようです。

一方で、子犬の第三者販売を全面的に禁止すべきとする人々からは、不満だとする声もちらほら。それでも、「現在のライセンス規制を厳しくし、8週齢未満の子犬の売却を完全に違法にすることは歓迎すべき第一歩」と、評価の声が大きいようです。

Featured image credit Annie Chartrand / Flickr

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