NY州でドッグトレーナーの公的資格の動き〜動物虐待事件が影響(アメリカ)

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ドッグトレーナー資格認定を制度化し、法令で規制しよう動きが米ニューヨーク州で起きています。

法令化を推し進めるのは、トッド・カミンスキー上院議員(Todd Kaminsky)。犬の服従訓練を提供する事業者に対するライセンスを、州が発行し管理しようというものです。

ニューヨーク州ではこれまで、服従訓練を供するトレーナー等を規制する法令はなく、プロとして開業するための知識や経験などの基準は曖昧でした。しかし2016年に起こったを受け、トレーナーによる犬の虐待事件を受け、規制化に弾みがついたそうです。

※ トレーナーによる犬の虐待事件:NYDogWorksのBrian DeMartinoが、ケージ内の犬に暴行を加えた事件。飼い主の一人が虐待の証拠となる動画をFacebookに投稿(暴行の様子が記録されている。閲覧注意)した。

カミンスキー氏は、「身近で起こった動物虐待に戦慄した」とする一方、「ただ、これはどこでも起こりうること」と法令化を進めた理由を説明しています。「こうしたひどい虐待から飼い主と犬を守るのが、私たちの務めだ。ペットをスクールに通わせる際でも、トレーナーの信頼性やプロフェッショナルとしての経験は飼い主側に保障されない。これではダメだ。服従訓練を行うトレーナーの資格整備によって、話すことができない4本脚の家族を守りたい」

カミンスキー氏の推進しようとする法令下では、以前に動物虐待の罪で有罪判決を受けた個人へのライセンス発行を拒否することや、虐待調査を専門とする者(SPCAなど)への取締権限を与えることなどが含まれているそうです。

h/t to Dog Abuse Video Spurs Legislation to License Trainers – Long Beach, NY Patch

Featured image credit airwaves1 / Flickr

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