2月といえば、世界三大ドッグショーの一つであるウェストウエストミンスター・ケネル・クラブ・ドッグショー(Westminster Kennel Club Dog Show)が開催される月。3000匹近くの犬がマンハッタンに集結し、ショーに参加する4本脚のゲストを迎えるため、近隣ホテルは大忙しです。
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75%は’ペット・フレンドリー’だとされるアメリカのホテル[1]。人と犬ゲストをもてなすための規定などは整備されているところが多いようです。ただ、この時期に訪れるのは、各地でチャンピオンとなったトップドッグたちです。普段より手厚くおもてなしをしようと、特別な施設などを構えて準備するホテルも少なくはありません。
ミッドタウンに位置するホテル・ペンシルバニア(Hotel Pennsylvania)もその一つ。トレッドミルを備えたスパや、巨大なトイレ、グルーミングルームを準備して、様々な犬種の犬ゲストを迎えます。
24時間営業の清潔なトイレは20ドル(1匹)、グルーミングテーブルは予約が必須で150ドルほどの利用料がかかります。
’ドギー・コンシェルジュ’も存在します。犬連れゲストに話しかけ、滞在を良いものにできるよう手助けするのです。競技を前にした犬をリラックスさせたり、犬同士のトラブルが発生しないよう目配りするすることも彼の役目。例えばチェックイン待ちに小型犬と超大型犬が並んでいたら、オヤツなどで大型犬の気を引いて事故がないように防ぐのだそうです。
犬のことを理解し、彼らの求めることを先んじて提供する知識と能力が必要なコンシェルジュのお仕事。さぞかし大変だろうと思いきや、「彼らはショードッグですから。非常にお行儀が良いんです。「2本脚のゲストよりお行儀がいい」ってジョークを言うこともあるくらいにね」とGrymekさん。
2本脚のゲストだってトラブルは起こすし、設備を壊すことはありますからね。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] the American Hotel and Lodging Association
[2] New York Hotel Goes to the (Westminster) Dogs – ABC News
Featured image credit New York Hotel Goes to the (Westminster) Dogs – ABC News