イギリスのペット保険会社が23人の獣医師に対する質問調査を行なったところ、3人に1人が犬に服を着せることによる皮膚トラブルの発生を懸念すると回答しました。
調査を行なったのは、ダイレクトラインペット保険(Direct Line Pet Insurance)。調査対象の32%が、洋服が皮膚の擦れを引き起こすことに対する懸念を、27%はストレスを、23%が熱のこもりを懸念があると回答しました。
フランシス獣医師(オンライン獣医サービス提供のPawsquad COO)は、「犬に洋服を着せる飼い主は、素材が皮膚を刺激するなど、皮膚にダメージを与える可能性を考えておくべき」とコメントしています。「皮膚トラブルは、オンラインでの相談件数が最も多いもの。ケアが簡単である一方、長期間放置すると問題を引き起こす可能性が大きいものでもあります」
この調査では飼い主に対する質問紙調査も行われており、1300人超の回答者のうち81%は犬用コート、31%が反射素材のついた洋服を、21%はジャンパーを持っていることがわかりました。洋服の保有者のうち78%は、犬が濡れるのが嫌だという理由を挙げていた一方、7%は動物をアクセサリーとみなしドレスアップすると回答しました。
この調査は英国で行われたものであり、日本とは事情が異なる(飼い犬の犬種や生活スタイル)ため、これがそのまま「洋服はNG」と伝えるものではありません。しかし一方で、洋服が皮膚トラブルやストレスの原因になることは知っておくべきですし、考慮すべき点であることは確かです。
Featured image credit myri_bonnie / Flickr
犬に洋服の良い点・悪い点〜着せるか否かは「愛犬の意見」次第だよ! | the WOOF
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