ミネソタでは「ワンコ市長」が誕生していた〜選挙で圧勝した7歳のデュークくん

注目のワンコ
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ワンコの職業といえば、やっぱ刑事さんかな〜。

なーんて思っていたら、ミネソタ州のコーモラント(Cormorant)には、市長の任に就いているワンコさんがいるのだそうです[1]。すごーい。

ワンコ市長のお名前はデューク。選挙結果が報じられた2014年8月時点で7歳のグレート・ピレニーズです。任期は1年間とのことですから、もうそろそろ役目を終えるのかな。

よくある「名誉職」ではなく、デュークは選挙を経て市長の職を得たのです。なんと5週間の選挙戦を戦い、全12票のうち9票を獲得して見事最終的な勝者となりました。選挙後デュークくんは、5時間のグルーミングに耐え、新しい衣装を身につけて、テレビ取材や地元でのあいさつ回りをこなしたんだとか。

宣誓も行われました。なんと聖書に前脚を置いて誓いを立てたのだそう。就任式(2分)で「この任務を受けるなら、吠えるかハアハアするかして受託を表明するように」と問われたデュークはしっかり「ハアハア」したそうです[2]。ハアハア!

住民たちも歓迎ムード。報道関係者に対して、彼がドライバーたちに速度制限を守らせるなどの貢献をしてきたこと語りました。「彼がここの市長になるってことは、起こるべくして起こったことよ」と、地元住人ベッキー・ウィルモットさんは言っています。デューク市長が人間じゃないとか、選挙活動において何の指揮監督もしていないといったちっぽけな事実はさておき、彼の勝利は「民衆による民衆のための選挙」がいまだ存在することを証明したと言えるでしょう♪

デュークくんは地域コミュニティーへの奉仕活動の報酬として、一年分のドッグフード(カリカリ)が支払われます。このドッグフードは近郊のパーハム村にあるタッフィーペットフードの好意により寄付されたそうです。

アイキャッチの画像はデュークくんではないグレート・ピレニーズのイメージ写真。岩山で牧羊犬またはソリを引く作業犬として活躍していたワンコさんだそうで、こんなフサフサなコが道を歩いていたら、そりゃドライバーもスピード落とすわ!と納得です。

犬の市長さんが誕生するなんて、コーモラントは平和な街なんだなぁ。
市長さんにモフモフできるなんて、うらやましいですよね。

 
翻訳:鹿子


[1] 7 Year Old Great Pyrenees Dog Becomes Mayor of Minnesota Town
[2] Duke The Dog Sworn In As Mayor Of Cormorant, Minn. « CBS Minnesota

 

Featured image by Schubbel via shutterstock

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