ポメラニアン殺害の容疑をかけられた犬、DNA鑑定により放免される(米国)

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ポメラニアン殺害の罪に問われていたベルジアン・シェパード・ドッグが、殺処分の決定を取り消され、無事に家族との再会を果たしました。ポメラニアンの体に残されていたDNAがジェブのDNA型と一致しなかったことが決め手となりました。


拘束され、殺処分の決定を受けていたのは、ベルジアン・シェパード・ドッグのジェブ(Jeb、2歳)。彼の仕事は介助犬。自己免疫疾患に苦しむハンドラーのジョブさん(Kenneth Job)の、日々の生活をお助けしています。彼の穏やかな生活を一転させたのは、隣家に住むポメラニアンの殺害事件でした。

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image by Free Jeb – Belgian Malinois / Facebook

今年8月24日、ジェブは傷害と殺犬の容疑でアニマルコントロールに拘束されました。隣家のポメラニアン、ブラド(Vlad)の死骸に寄り添っていた彼は、殺犬の第一容疑者となってしまったのです。死骸を確認した当局によれば、死因は「大きな動物に捕まえられ振り回されたこと」。体格の良いジェブが、真っ先に疑われてしまったのです。

ジェブは地裁から「危険な犬」と認定され、殺処分が決定されました。ミシガン州の法律では、飼い主のコントロール下にありながら、咬傷や攻撃により人間や他の動物を重症または死に至らしめた犬は「危険な犬」と見なされるそうです。

しかし、殺処分はすぐには実行されず、30日間の猶予が与えられました。家族はこの期間をジェブの命を救うためにできる限りのことするために使ったのです。SNSでの拡散とChange.orgを通じての署名活動、そしてDNA鑑定です。DNAサンプルはフロリダ州立大学の法医学研究所に送られ、検査が行われました。

結果は不一致。ポメラニアンの体に残されていたDNAはジェブのそれとは一致しなかったのです。ジェブのDNAは、ポメラニアンの身体には残されていませんでした。

ジェブは晴れて無罪放免となり、決定から1週間後に家族の元へ戻ることができました。それでも隣家との間にフェンスを立てるなど、関係者間での譲り合いはあったようです。

拘束されていた間、おもちゃや毛布などの差し入れだけでなく、家族との面会も禁じられていたというジェブ。帰宅した時は「恐ろしいほどに痩せこけていた」そうです。「でも彼は生きている。これからゆっくり休ませるよ」と、ジェブの不在に涙していたジョブさんは力強く語りました。

h/t to Dog cleared by DNA in Pomeranian’s death returns home

Featured image by Free Jeb – Belgian Malinois / Facebook

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