可愛らしいカップル誕生の様子を収めた動画です。

ワンコの方は、シベリアン・ハスキーのボンド。そして小さい方はミーアキャットさんです。前脚を持ち上げて、キョロキョロと周りを見渡す様子でよく知られているミーアキャットは、実はペットとして飼育することもできる動物です。

By Charlesjsharp – Own work, from Sharp Photography, sharpphotography, CC BY-SA 4.0, Link

ただ、法律上で飼育可であるからといって、誰にでも飼育できるものではありません。個体によっては攻撃的だったり、マーキング癖があったりと、犬猫以上に知識と時間を必要とするため、飼育放棄などの問題も発生しています。

動画のコも、飼育放棄されてしまったミーアキャットの1匹。撮影当時は、Rostock Ritzという施設での野生に戻るためのリハビリテーションの真っ最中でした。施設に住む犬のボンドに近寄り、ちょっかいを出し始めたというわけです。大きな犬は、大きな心で、新しい友人を受け入れたのです。

施設にはこのコの他にも飼育放棄されたミーアキャットが複数生活し、お互いに慣れながら周囲の自然に溶け込むように訓練されます。十分なリハビリを終えた後は、野生に戻されるということです。

2匹の動物の愛らしい様子の背景には、人間の身勝手な行動があるのだと思うと、とても寂しく申し訳ない気持ちになってしまいます。今日のメッセージは、「最後まで、世話できなければ、手を出すな」ということかな。

Screen capture from Rehab meerkat making friends with Husky / YouTube