子供は犬猫よりラットの飼育に高い満足感を得る(調査)

サイエンス・リサーチ
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ラットを飼う10歳から17歳の飼育満足度は、他の動物の飼育者に比べて高いことが、RightPetの調査により明らかにされました。

RightPetは、子供の満足度の高さの理由を、ラットは知的で好奇心が強く教育しやすく、飼育に費用がかからず清潔で小型で、さらには「両親をイラっとさせる」ところにあるのではないかと分析しています。


ペット製品およびサービスの評価を行うRightPetは2018年8月、113カ国16,792人を対象にしたオンライン調査の結果を発表しました(調査期間は2010〜2018、対象ペットは32種類)。

調査によりわかったことの概要は、以下のとおりです。

  • 10歳から17歳までにペット動物を飼っていた回答者(74カ国の、子供+かつて子供だった大人2,867人)は、他の動物と比較してラットの飼育に高い満足度を示した
  • ラットの飼育満足度は歳を重ねると下がるが、他の動物は年齢を重ねると満足度があがる傾向がみられた。ラットの飼育満足度は、17歳を過ぎると猫に逆転される
  • (以下、全回答者が対象)女性は犬より猫を好む傾向。男性は犬猫を好む比率は半々
  • 106カ国、12,167人の犬の飼い主を対象にした調査によれば、小型犬、中型犬の順に満足度は高くなり、大型犬の飼い主の満足度がもっとも高い
  • 大型犬を好む傾向は若い人に多くみられ、年齢が上がるにつれ、サイズ間の満足度の差は小さくなる。70歳前後の飼い主は、どの犬種やサイズに関わらず等しく満足する
  • 満足度が低いスコアになってしまったのは、ガチョウとサソリ(調査対象となったペットは32種)

この調査は、満足度の高い動物の種類が何かを明らかにすることが目的ではありません。RightPetの創設者であり代表のホッジス氏は、どんな動物が自分の伴侶としてふさわしいのかを、じっくり考え見つけて欲しいと訴えます。

ちなみに、調査の中で言及されている「ラット」とは、家畜化されたラット(ファンシーラット)を指しています。ファンシーラットは、ハムスターと違い群れで活動する性質をもち、性格も温和で人になつき躾もできる犬猫に似た一面もあるペット動物です。

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