犬に襲われた飼い主を救ったのは飼い犬だった!〜ヒーロー犬「キンボ」のお話

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以前、the WOOFで配信した記事にあるように、犬に襲われたときはとにかく落ち着くことが重要なのですが・・・。

大型犬に突然襲われたら、有効な対策などないに等しいのかもしれません。

突然押し倒され、頭を食べられそうに

恐ろしい事故が起こったのは、イギリスのコーンウォール(Cornwall)。被害者はフィッツジェラルドさん(Peter Fitzgerald)という58歳の男性です。そして、被害者救ったのは、飼い犬のキンボでした。

襲ったのも救ったのも犬。嬉しいニュースですが、一方で悲しいニュースでもありますね。

フィッツジェラルドさんが襲われたのは、公園で夜のお散歩をしていたときだそうです。アラスカン・マラミュートの「キンボ(Kimbo)」を連れて歩いていたら、「ピットブルみたいな犬」に飛びかかられ、容赦なく地面に叩きつけられたのだそうです。

「奴は、わたしのことを動けないように押さえつけ、後頭部を食べはじめようとした」

フィッツジェラルドさんは、数年前に首を痛めており、このために犬を撃退するような動きを取ることができなかったそうです。でも、そこにいたキンボが、フィッツジェラルドさんを救ってくれました。「次に気づいたときには、犬の重みはなく、キンボが奴を押さえつけていたんだ。そしてそこからの記憶はおぼろげなんだ」

フィッツジェラルドさんが頭部に受けた傷は極めて深いもので、這いつくばるようにしか歩くことができず、搬送された病院での手術は3時間にも及んだということです。

本当に怖いのはニンゲン

受けた攻撃や傷は恐ろしいものですが、それ以上に恐ろしいのは、この犬が飼い主と一緒だったようだというフィッツジェラルドさんの証言です。彼は、犬を連れていた人間がいたこと、そしてその人物が彼を置き去りにして立ち去ったことを述懐しています。そして、調査は行われたものの、いまだ誰も逮捕されていない(原稿作成時)ことも恐ろしいですよね。

犬たちが人間と共存していくためには、適切な訓練が必要なことはthe WOOFのみならず、多くの方が伝えているところです。犬たちがもつ性質や行動特性の中には、これらをコントロールしなければ人間社会で暮らしていくことが難しいものがあります。そのことを理解して、犬たちが幸せに暮らせる方向に向かわせることは飼い主の責任です。

大事なことでもすぐに忘れてしまう私たち(わたしだけ?)。こうしたニュースがあったら喜んだり悲しくなったりするだけでなく、「適切な訓練は絶対必要」ということを何度でも心に誓わなければならないのですよね。みんな、ワンコの幸せのために頑張ろうね!

ヒーロー犬「キンボ」はアラスカン・マラミュート

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立派なワンコさんです。これはイメージね ©Eder / Shutterstock

さて、この大活躍をしてくれたマラミュートとは、どんな品種なのでしょうか。

アラスカン・マラミュートとは、北方系の最も古いソリ犬で、がっしりとした骨格と筋肉質のボディをもつ犬です。こんな格闘系の体格ながら、家族には忠実で、他の犬とも仲良くできる、なかなか良いコなのだそう。しかしやっぱり、立派な身体をもつ犬であることは間違いないですから、「飼い主になるに人は犬の世話になるべく時間をかけられることが条件になる」のです[1]

まあ、ちなみに。Kimboってどう読むのかわからなかったので調べてみたら、とっても有名な格闘家にこの名前をもつ方(リング名的な通称らしいけど)がいらっしゃるんですね。勇敢なワンコに相応しいお名前ですね。

ちなみにアイキャッチの画像はキンボさんではありません。愛嬌のあるマラミュートのお写真です。かわゆい。

h/t to Truro dog Kimbo saves owner in ‘vicious’ dog attack – BBC News


[] 小島豊治. (2012). 『図鑑 世界の犬』. Collor出版.

 
Featured image by Photobac via shutterstock

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