ワンコが命の危機にさらされたら、あなたならどうする？

お散歩の途中、「もしここでリードが切れて、このコが車に轢かれそうになったら、わたし車の前に飛び出しちゃうかも・・・」などと想像し、自分に感動してウルッとなってしまう私。

しかし対峙する相手がピューマだったら？カナダにはなんと、飼い犬を守るためにピューマと闘った男がいるのです。

突然ピューマに襲われたダックスのベイリー

ブリテッシュコロンビア州の州都ヴィクトリアに住むハンソンさん（Shawn Hanson）が、その勇敢な飼い主さん。さらわれた愛犬のミニチュア・ダックスフンドのベイリー（Baily）を取り戻すため、野生のピューマと直接対決したのだそうです。

「視界の隅の方に何かが見えてたと思ったら、ピューマが10-15フィート先から急に現れ、私の犬に飛びかかりました」とハンソンさんは回想します。「ベイリーを脚で押さえつけ、首を咥えて引きずり始めたのです。ベイリーは私が今まで聞いたことのないようなとても大きな甲高い叫び声をあげました」

ひぃえええ〜、なにそれコワイ、な展開。カナダってそんなにピューマとかいちゃうわけ？ってわけではなく、これは友人達とユキュレットにあるサーモン ビーチで休暇を楽しんでいたときに起こったのだそう。いきなり犬に飛び掛って藪に引きずり込むなんて、怖くてチビるわ！と思いますよね。

でもハンソンさんは勇敢にも、ベイリーを助けるためにピューマを追うのです。

ピューマと闘ったハンソンさん

ピューマを追うハンソンさんは、茂みをかきわけ、ぬかるんだ小川にたどり着きました。そこで、なんとかして泥から跳ね起き、ピューマをつかんで顔に一発お見舞いしました。不届き者のピューマは、目を白黒させてベイリーを離すしかなかったようです。「奴に逆襲されるかと思ったけど、呆然と座っているだけだった」ということですから、ピューマもびっくりしたんでしょうね。

傷を負ったベイリーと一緒に海岸まで戻ります。ベイリーの無事を確認した後，彼はショットガンを手にして森の中に戻りました。確かに、完全に追い払わないと危ないですよね。

パンチを食らったその場所にいたピューマは、ハンソンさんを見て飛び掛ってきます。威嚇射撃をしても効き目はなく、身の危険を感じたハンソンさんは結局、ピューマに発砲します。「自分のこと、そして家族や友人、周りの人の安全を考えました。彼らは本当に美しい動物です。とても残念に思います。

日本にいるとビックリな事件ですが、犬と野生動物をめぐる事案は少なくないようで、今月だけでもフロリダにある野生保護区でのアリゲーターによる犬襲撃が報道されています[1]。

とにかくベイリーさんが無事でよかった〜と思う一方で、ピューマと立ち向かう自分は想像できないな・・・とも思うわたしがいます。

h/t to Man Fights Cougar To Save His Miniature Dachshund Bailey, Punches Animal In The Face , 翻訳：xxx

 
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