火事で子犬を失った母犬、養子を迎えて再び”おかあさん”になる

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オレゴン州に住むデイジー(ゴールデン・レトリバー)は出産後ほどなく、子犬7匹を失いました。子犬を育てていた納屋が火事になってしまったのです。

「納屋に駆けつけた時には、(救い出すには)遅かったのです。納屋に飛び込もうとするデイジーを引き止めるしかありませんでした」と飼い主のウッドクリフさん。火の勢いは強く、デイジーも飼い主さんも子犬を助けることはできませんでした。

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image by The Animal Rescue Site Blog

子犬を失った悲しみからか、デイジーは食べることもせず納屋に向かってお座りし、クンクンと悲しい声をあげるようになりました。それは非常に悲しい光景だったそうです。「彼女を思うと胸が張り裂けそうで。もう一度母親になることこそ、彼女が求めていることだと思いました」そこでウッドクリフさんはSNSを通じて、養子となる子犬を求める内容の投稿をしました。

そして、ウッドクリフさんはマーフィさんから連絡を受けます。マーフィさんは逆に、おかあさん犬を求めていました。

マーフィさんの犬クロエ(ボーダー・コリー)は、8匹の子犬を産み落とす中で命を落としてしまいました。マーフィさんらは家族をあげて子犬の世話に注力しましたが、非常に過酷なもので疲れ果てていたそうです。24時間体制での育犬に疲弊し、助けを求めていたその時、デイジーのニュースを聞きつけたマーフィさんは「これは運命だ」と思ったそうです。

愛護団体の仲介で集まった2家族は、デイジーと子犬を穏やかに引き合わせることに成功。デイジーはすぐに子犬たちの面倒を見始めたそうです。「子犬たちはママのお乳をもらって幸せそうでした。素晴らしいケアを得て、子犬たちはデイジーの側で眠りはじめたんです」とマーフィさん。

その後、デイジーは納屋を訪ねることもなく、子犬のお世話に夢中になっているそうです。「子犬たちがデイジーの癒す力になったことには、本当に驚かされました」

デイジーがお母さん業をするのは、子犬たちがもう少し大きくなるまでの短い時間だということですが、そうだとしても可愛い子犬の存在は、デイジーの元気を取り戻すのに十分なものだったようです。

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