犬のためにつくられた二つの瞑想曲

暮らし
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犬のためにつくられた小さな音楽作品を2つ、曲作りのエピソードと共にご紹介します。いずれも、犬たちをリラックスさせる静かで小さな作品です。

gnash『song for daisy』

まずは、アメリカの歌手、ソングライター、ラッパーであるgnash(本名:Garrett Charles Nash)が作曲した”song for daisy(15:25)”をご紹介します。

この曲は、ストレス下にある愛犬のデイジーをリラックスさせる目的で特別に作曲されたものです。デイジーは、不安の問題を抱えていたために施設に預けられた元保護犬。現在の飼い主であるgnashさんは、「レゲエが犬を落ち着かせる」という内容の記事を読んで興味を持ち、自分で曲作りにチャレンジしてみたという経緯です。

gnashさんは、音楽が犬に与える影響について研究するグラスゴー大学の研究者らにインタビューをするなど、科学的知見を取り入れながら曲をつくりあげていきます。

デイジーの様子を観察するなどの試行錯誤の末、gnashさんはシンプルなアレンジや繰り返しといった要素が最も良い効果をもたらすという結論に至ります。こうして結実したのが、15分超の”song for daisy”という作品。動画の最後にはシェルターを訪ね、音楽の犬にもたらす効果を確認するシーンもあります。カジュアルな実験ですが、犬たちは穏やかに落ち着いているように見えます。

犬のために作られた音楽ではありますが、人間の瞑想用にもぴったりかも。食後に聞くと安心してぐっすりと眠れそうです。

イアン・ジャクソン『犬の物語』

作曲家、イアン・ジャクソン氏による、クラシックの小品『犬の物語(A Dog’s Tale)』です。クラシックが犬に及ぼす効果についての実験の一環として、Eukanubaとの提携により行われました。

「この作品には、二つの重要な要素を盛り込んでいます」とジャクソン氏。「まず、犬のリラックスに役立つものを作るということ。そして、曲の中にパピーからジュニアになり、成犬期、シニア期を迎える犬の一生というストーリーを盛り込むということです」

「犬のライフステージのそれぞれの時期や、気質、個性、喜びといった要素をブロックのように積み上げて、音楽として表現したいと思っていました。そしてこれは、私たちと犬との交流を表現したものでもあります」

A Dog’s Tale by Eukanuba from Eukanuba UK on Vimeo.

曲の効果を測定するため、『犬の物語』は7匹の犬から成るフォーカスグループの前で演奏されました。音楽に対する犬の反応は、Eukanubaの獣医師兼トレーニングマネジャーのKellie Ceccarelli氏により測定されました。演奏中の様子と脈拍数(スタジオに入る前と演奏終了後)が記録され分析されたのです。

結果、犬の演奏後の脈拍数はグループ全体で、演奏前に比べて平均22%減少したことがわかりました。犬たちはスタジオにも演奏者にも馴染みがなかったにも関わらず、多くの犬は静かにリラックスし、眠っている犬も多くいたそうです。


犬には、元気にワクワク遊ぶ時間と、穏やかにゆったりと過ごすリラックス時間の両方が必要です。音がなく寂しいなぁというときは、テレビを消して、優しい音楽を流してみてはいかがでしょうか。いつもより深くリラックスしてくれるかもしれませんよ。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Calming Music Specifically Composed for Dogs | Psychology Today
[2] Classical music proven to calm, relax and comfort dogs, Eukanuba says – Dogs Today Magazine

【犬と音楽】ワンコが好む音楽ってどんなもの?好きなジャンルはあるの? | the WOOF イヌメディア

音楽に耳を傾けているような愛犬を見ると、「ワンコも音楽が好きなのかなぁ」という疑問がわいてきます。犬たちには人間の音楽はどのように聞こえているのでしょうか。好みの音楽はあるのでしょうか。

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