耳の不自由な犬を知る1週間（National Deaf Dog Awareness Week）は、聴覚障害を持つ犬についての認識を広める目的で制定された。耳の不自由な犬たちは、聴覚に問題のない犬たちと同様に素晴らしい家族なれること、さらに聴覚障害をもつ犬たちとの生活アドバイスを広めたいとしている。

犬たちは、怪我、老齢、遺伝による問題など、様々な要因で耳が不自由となる。一時的に、または部分的に（まだらに）聞こえなくなることもあれば、両耳が全く聞こえなくなるなど、状態は様々である。適切なトレーニングをすれば他の犬と同様に良いパートナーとなるのだが、その点はあまり知られていない。トレーニング不足から、問題行動などが発現することもあるため、殺処分の対象となることも少なくない。

以下の点が気になったら、獣医師に相談してみると良い。犬の行動が問題なのではなく、聴覚に問題があるのかもしれない。

• 犬が名前を認識していない、または覚えるのが遅いように感じる
• 犬が寝ている時に帰宅すると、犬が迎えに来ない
• 音のするオモチャ、鍵をガチャガチャさせる、手を叩く、ベルを鳴らすなどの音に反応しない

ご存知のとおり、犬は嗅覚で多くを学び、楽しむ存在である。聴覚に不自由があったとしても、彼らが安全に楽しく生活することは十分に可能である。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Deaf Dog Education Action Fund

Featured image credit philhearing / Flickr

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