ミセス・ダンは小学校の先生で、スコットランドのグラスゴーで主に8歳と9歳のクラスを教えています。
ミセス・ダンにはゴールデン・レトリバーのチャーリィという犬家族がいて、生徒たちによくその犬のお話をしていました。ミセス・ダンは18ヶ月齢のチャーリィに夢中で、読み・書き・算数の合間には、しょっちゅう子犬のお話をしていたのです。生徒たちはチャーリィに会ったことはありませんでしたが、彼のことが本当に大好きでした。
しかし、チャーリィは若くして、亡くなってしまったのです。小さな体が悪性の腫瘍に蝕まれていることがわかったときには、もうどうすることもできない状態でした。腫瘍は肥大化して心臓を圧迫していたため、チャーリィを苦しませないためには、安楽死という選択肢しかなかったそうです。
ミセス・ダンとその家族は、悲しみに暮れました。そして、ミセス・ダンの生徒たちもチャーリィの死の知らせに、大きなショックを受けました。「生徒たちには、(チャーリィが死んだことを)伝えなければならないと思っていました。私はしょっちゅうチャーリィの話をしていたし、写真やビデオを見せていたから」とミセス・ダン。生徒たちに愛犬の死について、隠さず話すことに決めたのです。
その日の授業が終わる頃、ミセス・ダンは生徒の一人から一枚の紙を受け取りました。そこには、こう書いてありました。
ミセス・ダンへ
もしこれが嫌いだったり、心を苦しめるものなら謝ります
Mum’s been so upset about the dog being put to sleep and stressing about having to go back into school today, and she got this from a wee boy in her class 😭😭😭 pic.twitter.com/2qslb572CX
— lucie (@luciedunne_) 2018年2月19日
そしてチャーリィについての詩が続きます。左端のアルファベットを縦読みすると”CHARLIE”となるこの詩は、犬がどんな仔で深く愛されていたことが綴られており、最後はこう締めくくられています。
でも、僕は知っている。あなたの犬は特別だったこと。
あなたの犬はいま、もっといい場所にいて、あなたのことを見守っている
ミセス・ダンはこの手紙を家に持ち帰り、家族に共有しました。一枚の手紙は家族に、大きな慰めをもたらしました。ミセス・ダンの娘であるルーシーさんは「手紙は、悲しみの中にある私たちに、とても素敵でとても幸せな記憶を残してくれました」と語っています。
次の日、ミセス・ダンはこの手紙を教材として、人がお互いに親切にすることや愛情を表現することについて、生徒たちと話し合ったそうです。素敵な詩の送り主は、みんなからの突然の注目に少々戸惑っていたそうですが、彼が賞賛を受けるに値する行動を取ったことは間違いありません。
h/t to Scottish student’s note to teacher mourning loss of dog goes viral – TODAY.com
All images from lucie 🦋 (@lucie.dunne) / Instagram
猫に恋した犬の話 | the WOOF イヌメディア
犬は毎日、窓の外を眺めていました。 彼はかれこれ1年近く、隣の家に住む猫の姿を見つめていました。向かいの窓辺に姿を見せる、優美な猫に魅了されていたのです。 image by Evan Qu / unsplash 犬は、恋に落ちていました。 しかし、犬の静かな恋は、ある日突然終わりを告げます。向かいの窓には植物が置かれ、犬の視界を遮ぎるばかりか、猫の休み場所も奪ってしまったのです。