梅雨を乗り切ろう〜乾いたイヌは健康な犬!ジメジメ季節に注意すべき10のこと

健康管理
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梅雨の時期は、私たち人間も体調を崩しがちですが、犬たちにとっても病気などになりやすい季節です。

ゆったりとしたお散歩は望めませんし、レインコートも窮屈です。濡れた被毛は菌にとっては格好の住まいとなりますから、皮膚に湿疹やかぶれができることもあり、不快感を感じているワンコも少なくはないのです。

この季節に注意しておきたいことを10項目にまとめました。ジメジメ季節を迎える前に、ぜひ目を通しておいてくださいね。

1. 被毛は常に乾燥させておきましょう

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水も滴るイイワンコ! image by Mark / Flickr
カラッと乾燥した季節であれば、自然乾燥でも問題は起こらないかもしれません。でもジメジメ湿気のこの季節は、お散歩後にはできるだけドライヤー乾燥をしたほうが安全です。柔らかでフサフサな被毛には湿気がこもりやすく、菌やバクテリアが繁殖しやすいのです。雨の中を歩いたというときはもちろんですが、雨上がりでも水はねしやすい脚やお腹は、お風呂後と同じようにタオルドライ+ドライヤー乾燥で”乾いたイヌ”状態を保つようにしましょう。

2. 肉球周りを乾燥させて清潔に

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肉球はカラッとさせておこう image by Marc Smith / Flickr
肉球周りを清潔にしておくことも、健康な犬の条件です。可愛らしい肉球は、常に地面と接触する大切な場所。そして、傷がつきやすいところでもあり、菌などに接触しがちなところでもあります。雨の日でもワイルドなお散歩をするアクティブ・ワンコなら、この時期に思い切って犬靴を導入することを検討しても良いかもしれません。肉球周りの毛もしっかり乾燥させることを忘れずに。とりわけ長い毛が特徴の犬種については、常に”乾いたイヌ”で入られるように気を配ってあげましょう。

3. 気温の高い日は熱中症に注意して

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あっつう〜 image by patchattack / Flickr
雨上がりで気温が高いときは、熱中症に注意です。雨上がりは高温多湿で、熱中症になる条件がすべて揃っています。久しぶりのお庭遊びで、大喜びで走り回っていたワンコがバッタリ倒れた、という話はよく聞くもの。体高が低いワンコ達にとって、熱された地面から立ち上る湿気は猛烈な暑さを感じさせるものです。

4. 湿気がこもりやすい耳は特に清潔に

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お耳立てて、乾かしてんの image by danna § curious tangles / Flickr

乾燥した時期であっても、耳の中には湿気がこもりやすいものです。とりわけ垂れ耳ケアは万全にする必要があります。とはいえ、いわゆる耳掃除(耳の中を清潔に保つ)は頻繁にやりすぎは炎症や化膿を引き起こす恐れがありますので、通常どおりの頻度(2週間に1度程度)で行えば十分です。表面部分は柔らかいコットンなどにイヤーローションをつけて拭ってあげると良いでしょう。

5. 消化の良いフードを与えましょう

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カラリとドライフード カリカリ♡ image by Hannamariah / Shutterstock
この季節は、どうしても運動量が少なくなりがちですから、食餌の種類や量も目を配ってあげる必要があります。そして、最も重要なのはフードにカビなどが生えていないかを確認してから与えること。いつもより少しフードの状態に目を配って、虫などがいないか、腐っていないか、色が変わっていないかなどを確認してから与えましょう。また、フードを与える場所についても清潔を保つこと。お食事用マットを使用しているのなら、これも乾燥状態をキープするように目配りが必要です。

6. 拾い食いにはご注意を。とりわけキノコに要注意

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これ、食べてイイの? image by wombatarama / Flickr
雨は自然の恵みですから、梅雨は草木が元気に生い茂る時期でもあります。草木だけではなく、危険なきのこたちもすくすくと成長しているかもしれません。ちょっと目を離したすきに、なんだかわからないものをパクリとしちゃった!そんな時は迷わず獣医師さんに相談を。きのこが犬にどのような影響を与えるのかは、実はあまりよくわかっていません。「食べちゃったけど、今は元気にしている」という時でも、念には念を入れて、様子を診てもらいましょう。

7. 犬のベッドやクッションも乾燥させて

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おもちゃも、カラリ! image by Paradasos / Flickr
”乾いたイヌ”には暖かく乾燥したベッドがお似合いです。大好きなベッドやクッションが湿気をはらんでジメジメしていたら、そこから菌やバクテリアが被毛にお引越しなんていうことになりかねません。いつも以上に頻繁に、乾燥させたり取り換えたりしてあげましょう。

8. ”家あそび”で運動不足を解消しよう

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あそぶ?あそぼ! image by bullcitydogs / Flickr

犬は体を動かすことが大好きな生き物です。お家にこもってばかりいると、どんどん元気がなくなってウツウツとしちゃうもの。新しいトリックの練習を開始したり、家でできる楽しいあそびを工夫しましょう。大豪邸でない限り、走り回るのは厳しいかもしれませんが、足の間をくぐる遊びや、隠したフードを探索する遊びなど、工夫次第で楽しい時間を過ごすことができるものです。

9. ノミ・ダニ・フィラリア対策はお早めに

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なんか、ちょっとウツウツ image by Brian Y. / Flickr
ジメジメ湿気はノミやダニの大好物。早めに対策をしておかないと、愛犬の被毛に住み始めてしまいます。また、雨上がりの水たまりなどは蚊が多く発生する怖い場所。予防薬を飲まずにお散歩するのは、かなり危険な行為です。予防薬を服用し始める前には、血液検査が必要であり検査結果を受け取るまでにはおおよそ1週間程度かかるのが一般的。まだスタートしていないよ、って方もジメジメ時期の前にはスタートできるよう、早めに動物病院を尋ねましょう。

10. 飲んで良いのはフレッシュで清潔な水!

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これ、飲んじゃダメなやつね image by Pete Carroll / Flickr
”乾燥したイヌ”にだって、潤いは必要です。ただし、水たまりを飲み水にしたり、おきっぱなしのウォーター・ボウルから飲ませるなんてことは厳禁です。水たまりに興味を示しても飲ませない、遊ばせない。そして飲み水は頻繁に交換して、常に新鮮なものを与えるように注意しましょう。不潔な水はバクテリアの温床です。胃腸の感染症にかかる、下痢をする、黄疸が出るなど良いことは一つもありません。


お散歩も行けず、具合も悪い…なんてことになったら、いつも元気なワンコたちだって気分が暗くなってしまうものです。この季節を上手に乗り切って、健康な状態で夏を迎えさせてあげましょう。

Featured image from Samka Khetsopon / Shutterstock

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