子犬がおしっこを失敗しちゃった！愛犬を抱っこしたら嬉ションされた(/ _ ; )。長いお留守番に耐えきれなかったのか、トイレシートから尿がはみ出ていた…。

どんなに優秀な愛犬でも、トイレのトラブルをなくすことはできません。飼い主としてすべきことは、犬を叱ることではなく、早めに着手する徹底的なお掃除です。尿汚れは頑固なものではありますが、取り除くことは不可能ではありません。

何が尿汚れを特別なものにするのか？

愛犬の尿は、アンモニア、バクテリア、ホルモン、窒素、尿酸の組み合わせです。掃除をした後にも残留する臭いの原因は尿酸で、空気中の雑菌に触れてアンモニアに変わることで嫌な臭いを発するのです。

尿はそのほとんどが水分ですから、カーペットの表面にはとどまらず、裏地や敷布、床材などにも浸透します。また、飛び跳ね飛び散りもあり、徹底的な清掃が難しいのが難点です。

また、犬は一度オシッコをすると、その場所で再びオシッコをすることも難点の一つ。テリトリーを示すためのマーキングなどと言われていますが、オシッコの臭いがすることでその場所がトイレに思えるのかもしれません。しっかりと清掃し臭いを取り除かなければ、優れた犬の嗅覚は自らの尿の匂いを嗅ぎ取って、再度その場所にオシッコをしてしまいます。

家にあるもので尿汚れを綺麗にする

尿汚れを綺麗にするために常備しておきたいものは、以下のとおりです。

• ペーパータオル：尿を吸収させる。濡れた箇所の水分を取る
• 食器洗い洗剤：尿汚れを希釈する
• 重曹（ベーキングソーダ）：酸性の臭いを中和させる
• 炭酸水：床の拭き掃除
• お酢：汚れを中和させ除去する

オシッコ現場を押さえた時はまず、ペーパータオルで尿を拭き取りましょう。その場に水を注ぎ、これもまたペーパータオルで吸収します。黄色が見えなくなるまで続けましょう。次に、オシッコ箇所に食器洗い洗剤に水を混ぜたものをかけ、その上にペーパータオルを置いて踏んで汚れを取ります。洗えるものは洗濯機に、洗えないカーペットなどは洗剤を綺麗に拭き取って乾燥させます。

時間を置いて発見した場合、あるいはシミなどが残っている場合は、ペーパータオルなどで汚れを拭き取った後に重曹（ベーキングパウダー）を振りかけます。5〜6分ほど置いた後お酢をスプレーし、そのまま洗濯機に放り込むか、ペーパータオルなどで拭き取ります。

床の掃除に力を発揮するのは炭酸水です。拭き掃除にも大活躍ですし、（上記の工程と同様に）シミ抜きなどにも使えます。

強力なクリーナーや専門家に頼るべきとき

汚れを即座に見つけ、徹底的に綺麗にすることができれば、そこそこいいレベルで汚れや臭いを除くことはできるでしょう。しかしながら、そして残念なことながら、繊維に入り込んだ尿酸を取り除くのは難しく、大変に根気のいるものです。

そんな時は市販のペット用クリーナーのお世話になりましょう。普通の清掃用品でも汚れを取ることはできますが、犬にとっては有害な成分を含んでいるかもしれません。”ペットの尿汚れ”などが明示されているものを選ぶようにしましょう。

市販のクリーナーを使ってもダメ…というときは、清掃業者さんの助けを借りましょう。ペットの臭いが気になっていることや、オシッコ痕を取り除きたい希望を事前に伝えておきましょう。ペットに害のない製品を使ってもらうことも、しつこく念押ししておくように。細菌や臭気を取り除く方法を具体的に聞いて、安心できる業者さんを選ぶようにしましょう。

Featured image credit Halfpoint / Shutterstock

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