なぜ私の犬は震えているの?怯えか、寒さか、それとも病気?

健康管理
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抱っこすると、犬が小刻みに震えているのがわかることがあります。抱っこは慣れているはずだし、特に寒くもないのに、なぜ震えているのかよく疑問に思います。

犬が震える原因には、どんなものがあるのでしょう。心配しなければならないのは、どんな時なのでしょうか。

発作の震えとそうでない震え

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image by Jay / Flickr

濡れた犬がブルンブルンと体を振ったり、ドッグランで頭をブルブル揺らしていたからといって、病院に駆け込む必要がないのは、犬の飼い主にはわかりきったことです。震えについても、環境からの刺激の自然な反応のように心配する必要のないものはたくさんあります。しかし一方で、病気の兆候ということもあります。

震えている犬でも健康な犬は、あなたとアイコンタクトを維持できます。また、コマンドに応答することもできます。緊急事態にある犬は、全身のコントロールを失い、アイコンタクトを維持できず、ただただ激しく震え続けます

犬が震える8つの理由

以下は、一般的にみられる犬が震える原因のリストです。日常的な震えの理由、例えば「水分を飛ばすためにブルブルっとする」というものは除いています。

理由1:寒い

ダックスフントやチワワのような毛の短い犬は、通常寒さに弱いものです。寒い時期にヒーターの前に陣取ったり、毛布の下に隠れたりする犬の震えは、寒さが原因だと考えられます。震えは熱を発生させ、犬の体温を上昇させます。犬の耳を軽く触って、冷たいと感じたら、犬は寒さを感じています。可愛いセーターやコートをプレゼントしてあげましょう。

理由2:興奮、恐怖やストレス

すんごく喜んだり、すんごく期待した犬は、震えます。すんごく怖がっている犬も震えます。これはアドレナリンの放出によるもので、通常は健康上の問題ではありません。

理由3:嘔吐や下痢、中毒

嘔吐や下痢の前に震えるのは珍しいことではありません。胃や腸が空になった後は震えが止まりますが、犬の気分が改善しない時は震えが続くこともあります。嘔吐や下痢に加えて、チョコレートなどの有毒な物質、または有毒な植物を口にした場合は、制御不能の震えに苦しむことがあります。

理由4:発熱

犬の平熱は38.5〜39.0度です。感染症は発熱を引き起こすことがあり、犬も体温の上昇により震えなどの症状を起こします。41度以上の高熱が出た時は、すぐに病院に連れて行きましょう。

理由5:病気や痛み

痛みが震えを引き起こすことがあります。高いところから落ちた時や飛び降りた時のショックで、脊髄などに損傷を与えるなど深刻なケースもあります。また、震えを引き起こす病気もあります。ジステンパー、腎臓病、アジソン病、炎症性脳疾患などです。病気や怪我が疑われる場合はは、すぐに獣医師に連絡をしてください。

理由6:血糖値が下がる

低血糖症の犬は、血液中の糖分(グルコース)が少なくなると、震えやけいれんを起こします。ハチミツ液などで糖分を補給して血糖値を正常に戻すことで解決できますが、他の病気に悪影響を及ぼす可能性もありますから、必ず獣医師のアドバイスを受けてから与えるようにしましょう。

理由7:加齢

年齢を重ねた犬は、筋肉や関節の衰えに加え、身体の機能が低下することにより、震えることが多くなります。痛みによる震えは薬などにより軽減できます。

理由8:学習

「震えると、飼い主さんがナデナデしてくれる!」と学んだ犬は、ナデナデを求めて震えることがあります。

震える犬を助ける方法

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image by Y Nakanishi / Flickr

寒さからの震えの場合は、暖かい場所に移動するか、セーターやコートを着せることで概ね解決できます。興奮や恐怖やストレスは、一度アドレナリンが沈静化すると、自然に解決します。嘔吐や下痢による震えは、胃や腸の中のものを外に出してしまえば落ち着くはずです。学習による震えは、毎日たくさん愛情を与えることで抑えてもらいましょう。

これ以外の震えの場合は、解決に当たっては獣医師の助けを借りましょう。震えが頻繁におこる場合や、以下の症状がみられるときは、直ちに獣医師に連絡して状況を正確に知らせましょう。

  • 嘔吐や下痢がある
  • 身体の痛みがあるようだ(跛行が見られるなど)
  • 食欲がない
  • 衰弱している、元気がない
  • 発熱・咳・鼻水がある
  • 尿が出ない・出にくい

Featured image credit Ryan Yeaman / unsplash

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