ヨーグルト〜腸内環境改善の味方。ただし与える時は様子をしっかり見守って

食・フード
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ヨーグルトは、ワンコの腸内環境改善や強い体づくりの強い味方になってくれる食べ物です。ただ、犬によっては不調の原因になるので、完全なOKフードではありません。

ヨーグルトを与える際に知っておくべきこと

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僕にはあわない…?! image by bullcitydogs / Flickr

ヨーグルトは犬に有害な食べ物ではありません。しかし、犬はもともと乳糖の分解酵素(ラクターゼ)の分泌が少ない動物です。多くは乳糖不耐症の傾向があると考えましょう。

乳糖不耐症は、消化器系統で乳糖の分解酵素(ラクターゼ)が減少して生ずる消化不良や下痢などの諸症状のことです。生まれつきラクターゼが欠乏している犬や、胃腸炎などの不調により分泌が悪くなっている犬、そして乳糖を大量に摂取した犬は乳糖が十分に消化できず、小腸に乳糖が留まり不調を起こします。乳糖の許容量には個体差があり、特に問題ない犬もいれば、ほんの少量でも反応してしまう犬もいます。

砂糖や他の味付けがしてあるヨーグルトは絶対に選択してはいけません。キシリトールやスクラロースなどの人工甘味料は、血圧の急降下や発作を引き起こすことがありますので要注意です。

食物アレルギーによる諸症状を発するワンコもいます。ヨーグルトに限らず、何にアレルギー症状を呈するかは個体によって異なりますので、注意が必要です。

ヨーグルトを与える際は少量から始め、犬とウンチの様子を見守りながら量を調整していきましょう。上手に与えれば、健康の問題は生じないと言われています。強い体づくりに役立つ健康応援フードになってくれますよ。

ヨーグルトの健康効果

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く だ さ い。 image by Briana Zimmers / Flickr

ヨーグルトはカルシウムとタンパク質が豊富で、免疫力を高め消化を助けるプロバイオティクス(いわゆる善玉菌を含む食品)です。善玉菌が腸内で活性することで、下痢や過剰なガスの発生を引き起こす悪玉菌を駆逐し、消化器系の働きを助けます。

骨を強化する働きするカルシウムも豊富に含まれています。さらにヨーグルトにはマグネシウムも含まれており、これがカルシウムの吸収を助けてくれます。

どのくらいの量を、どのように与えればいいの?

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ペロペロペロ image by Nicole Hanusek / Flickr

上記のとおり、犬は乳糖不耐症の傾向があるものです。適量は個体により異なるというのが答えですが、一応の目安は体重5kgで大さじ1強ほどです。

普段のカリカリなどにトッピングとして使えば、食欲のないワンコが飛びついてくれるでしょう。犬に安全なフルーツを混ぜたり、ゴマを振りかけたり、オリーブオイルを垂らしてみるのも良いでしょう。水切りをするとクリーム状になりますので、生クリームの代わりとして盛り付けてあげると、家族の目にも楽しいご馳走になります。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Can Dogs Eat Yogurt? – American Kennel Club

Featured image credit daphenator / Flickr

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