完璧にしたい5つの基本コマンド〜常にパーフェクトを目指して犬の安全を守ろう

しつけ・トレーニング
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「どうしてうちの子はこんなに落ち着きがないの?!」

犬と共に生活する飼い主さんであれば、一度くらいはこんな風に心の中で嘆いてしまうこともあるかもしれませんね。特に、やんちゃな子犬のころは大変な思いをすることも多いかと思います。

確かに犬はとても賢い動物ですが、生まれてすぐに人間の指示に従うようなことはありません。人間と共に幸せな生活を送れるように犬をしつけて育てるのは、飼い主さんの役割なんです。

ワンコが幸せに暮らすために「しつけ」は大切

犬たちが人間社会で幸せに生活するためには、まず従順で落ち着きある犬である必要があります。そのために、飼い主にとっては、犬たちに”コマンド”という指令語(以降「コマンド」と呼びます)とそれが指し示す行動を犬たちに教え、その通りに行動できるよう育てることがとても大切になります。

少なくとも、これから紹介する5つのコマンドは、人間と生活する上で犬たちの幸せにもつながる、”従順さ”を養うための重要なコマンドです。

下記には、英語と日本語の両方を用意しました。英語は母音が少ないので、犬が覚えやすいと考えられていますが、日本語のコマンドでももちろん大丈夫!ポイントは、いつも決まった単語を使い続けることです。

あなたのワンコさんは、どうでしょう?すべてを完璧にこなしていますか?

ワンコに覚えてもらいたい5つの基本コマンド

1. Sit (シット/おすわり) *そしてその状態で待つ

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(c) liskus / shutterstock

「Sit(シット/おすわり)」は、この5つのコマンドの中でも、一番良く知られているコマンドです。しかし同時に、一番間違った使われ方をしているコマンドでもあります。

この「Sit(おすわり)」は、一瞬だけ犬を座らせればいいというものではなく、飼い主が「よし」と言うまで、落ち着いた状態でおすわりの姿勢を維持するということが大切なポイントです。日本では「おすわり」「お手」「おかわり」などの一連の動作をさせてから、すぐに餌を与えるということが多いような気がしますが、この「おすわり」は餌をあげる時だけに使うコマンドではなく、犬たちの落ち着きを促すコマンドでもあるんですよ。

例えば、家を出る前、家に入る前、犬をおすわりのコマンドで座らせ、はしゃぐ気持ちを少し落ち着かせるように座らせてみましょう。そして、犬が落ち着いたら、人間が先にドアを通り、犬はその後に続くようにするのです。

車に乗る前、車から降りる前、ご飯のお皿を置く前、その他の犬が喜んで興奮しやすい状況で、この「Sit(おすわり)」のコマンドを使って犬が落ち着くのを根気強く待ってみましょう。上手にできたら、思いっきり褒めてあげることを忘れずに!

2. Down (ダウン/ふせ) *そしてその状態で待つ

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(c) liskus / shutterstock

「Sit(シット/おすわり)」と同様の使い方が出来るコマンドですが、犬にとっては「Down(ダウン/ふせ)」の体制の方が楽なので、比較的長い時間犬を待たせる際に適したコマンドです。

「Down(ダウン/ふせ)」の状態を維持できるようになると、ワンコさんが飼い主さんと一緒に行動できる範囲がグッと広がります。犬たちを「Down(ダウン/ふせ)」コマンドで飼い主の足下で待たせることができれば、動物病院の待合室はもちろん、犬同伴OKのコーヒーショップなどにも連れて行くことが出来ますね。

「Down(ダウン/ふせ)」を練習する時は、維持する時間を少しずつ長くしていきます。そして、いろいろな場所で練習して様々な環境や状況に慣れさせましょう。犬たちがその姿勢を1時間保てるようになれば、飼い主さんはいつでもワンコさんと一緒に、カフェでランチを楽しめますね!

3. Stay(ステイ/まて)

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(c) liskus / shutterstock

「おすわり」「ふせ」のところでも触れている「そのままでいる/待っている」状態です。完璧にこなすのはなかなか難しいのが、このコマンドです。

「まて」の指示では、手の合図が特に重要です。手のひらを犬に向けて「まて」といって犬の動きを止め、犬が動かずにいたら褒めてご褒美をあげます。そして指示(「OK」など)を出して犬を自由にします。

「まて」のコマンドは、たとえば犬に落ち着いて待っていてほしいという飼い主の希望を叶えるだけでなく、犬の安全を守るうえで大変重要なものです。外でお散歩中など、なんらかの拍子に興奮してしまったワンコを「まて」の指示で落ち着かせることができれば、周囲の人も飼い主も安心です。もちろん、褒められるワンコも鼻高々になりますよ!

4. Come (カム/おいで)

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(c) liskus / shutterstock

犬が他の部屋にいる時も、お庭に出ている時も、ドッグランで他の犬と遊んでいる時も、飼い主が「Come (カム/おいで)」と呼べば犬が必ず戻ってくるのが理想の状態です。

最初はおやつなどを使って注意を引き、飼い主の元に来させるところから始めましょう。訓練を重ねるうちに、おやつが無くてもできるようになります。

このように、やり方はとっても簡単。でも、毎日の生活の中でちゃんとやらせるのは意外に難しいコマンドでもあります。そのため、「犬と信頼し合ってるなあ、と実感できるコマンド」と言う飼い主さんは少なくありません。ワンコさんの安全のためにもぜひマスターしたいコマンドです。

5. 特定の場所に向かわせる

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(c) liskus / shutterstock

このコマンドは、毎回「決まった場所」に犬を向かわせるコマンドです。たとえばクレートに入ってほしいときは「ハウス」、タオルを敷いた場所を指すのであれば「タオル」と教えます。ここで大切なことは、犬が覚えやすいように、毎回決まった場所を指定することです。

この「決まった場所」にいる時、犬は立っていても、お座りをしていても、伏せをしていてもいいのですが、落ち着いた状態でいることが何より大切になります。

このコマンドが出来るようになると、人間の食事中、家の掃除中、家にゲストが来てじゃれつくような時、犬たちを決まった場所で待たせることが出来るようになります。また、災害などのときも、とても有用です。


いかがでしたか?

この5つのコマンドを完全にマスターできれば、ワンコたちの安全を守ることができるだけでなく、お互いのストレスが一気に減りますよ。

まだ完璧じゃないよ〜って子も大丈夫。飼い主さんと二人三脚で、ゆっくりじっくりマスターしましょう!

Featured image by Annette Shaff via shutterstock

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