もしも愛犬がいなくなってしまったら〜迷子犬と再会するために覚えておきたいこと

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大きい音に恐怖を感じるワンコさんは少なくないようです。

でも、これからの時期は花火や雷など、大きな音がする出来事が多く予想されます。恐怖に怯えたイヌが我を忘れて逃げ惑い、迷子になってしまうことも少なくはありません。

愛犬の姿が見えなくなったらどうするか。落ち着いて、手順を踏んだ行動が、早めの再会につながります。できる準備は今のうちからしておきましょう。

家の中を捜索する

まずは家の中の捜索を。すべての部屋、納戸、庭の物陰など、あらゆる場所を捜索しましょう。こんなところには入れないという小さな場所でも、身体を押し込んで震えているかもしれません。このときに、イヌの名前を呼びながら探すことは忘れずに。

美味しいニオイのする食べ物を出す、ドッグフードの袋を振って音を出すなど、ワンコの注意を惹きつける行動をするのも良いでしょう。

保護センターや動物病院に電話をする

保健所や動物管理センターに連絡しましょう。迷子犬の届けや、事故の連絡が入っているかもしれません。お住まいの地域だけでなく、近隣の公共機関にも連絡するようにしましょう。思ったより遠くまで遠征しているかもしれません。

収容期限がきれてしまうと、なんらかの処分の対象になってしまいます。「様子をみよう」「すぐに帰ってくる」という考えは捨てて、すぐに電話をしましょう。また、見落としなどがないように、毎日問い合わせをしましょう。

近所およびお散歩コースを探す

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おうちにかえりたいよ ©nomeko / shutterstock

・オヤツやオモチャを持っていく

ワンコの名前を呼びながら、周辺を探しましょう。見つけたらすぐに捕まえられるように、大好きなおやつや音の出るオモチャなど、捜索に出ましょう。特に他の人に手伝っていただくときには、ニオイのついたオモチャなどがあれば警戒心を解くのに有効かもしれません。

・ワンコの性格を考えた捜索を

臆病なコや人見知りをするワンコさんは、人気のない場所に隠れているかもしれません。ワンコさんの性格を考えながら、捜索にあたりましょう。

・静かな時間に探す

早朝や夜の時間など、周囲が静かな時間に捜索しましょう。大きな声を出すのは憚られるかもしれませんが、小さな声での呼びかけでも気がついてくれることもあるでしょう。逆に、ワンコの小さな鳴き声をいち早く察知できるかもしれません。

・近所の様子についても聞き込みを

工事現場がたった、とか、引越しをした家があるなど、ご近所の様子についても調査しましょう。もしかしたら、犬が安心できる隠れ場所になっているかもしれません。

写真およびポスターを用意する

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おうちのにおいはこれかな? ©nomeko / shutterstock

ポスターには、写真、犬種、特徴、名前、居なくなった場所・時刻、連絡先などを記載しておくと良いでしょう。ポスターは、カラーで印刷をして、毛色や特徴などが分かりやすいようにしましょう。

以下にいろいろ書いているくせに言うのも何ですが、情報は厳選して記載しすぎないように注意しましょう。書ききれない情報はインターネットでの捜索時にも使えます。

  • 左右から写した写真を掲載しましょう。迷い犬の顔を至近距離で見られるケースは多くないものです
  • 顔の特徴ではなく、犬を飼っていない人でも注意を向けるところ(四肢、耳、尻尾)などの特徴を記載しましょう
  • 見てわかる特徴を印象的な言葉を使って表現にしましょう(握り拳大の黒ブチなど)。同じ写真を見ても受け取り方はそれぞれと心得ましょう
  • 大きさは見てわかる表現を使って表しましょう。体重は見ただけではわかりません。また、濡れたときの大きさにも言及しておくとよいです
  • 行動のくせ(びっくりすると片脚を上げたまま固まるなど)があれば記載しましょう
  • お子さんや高齢者の方でも理解できる一般的な言葉で、むずかしい漢字を使わずに表現しましょう
  • 連絡先は、複数掲載し、切り取りって持ち帰りができる状態にしましょう
  • 完全な屋外に貼るときは、雨対策をしておきましょう

ポスターを配布する

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おうちにかえってこれたよ ©nomeko / shutterstock

ポスターは、見つかったときに剥がす必要があります。どこに貼ったのか忘れないよう、できるだけメモをするか、写真を撮るかして記録しましょう。

あまり高い位置に貼らないこと。常に近所で過ごしており、大人に比べて目線が低いお子さんや高齢者が発見することは少なくないようです。

また、動物病院、町内の掲示板、ゴミ収集所、スーパーやコンビニ、ペットショップ、公共の施設など、人が集まりやすい場所に許可を得たうえで貼らせていただきましょう。電柱や街路樹に貼ることは法令に違反することになりますので注意してくださいね。

手渡しをするときは、交通整理やガソリンスタンドの方、犬の散歩をしている方、ジョギングや散歩などをされている方に協力をお願いしましょう。

新聞折込にチラシを入れることも可能なようです。事業者の方に相談をしましょう。

インターネットやアプリを使って捜索

多くのサービスプロバイダが、Web上で迷い動物を探すサービスを提供しています。また、TwitterやFacebookなどのSNSを使って捜索を呼びかけてみるもの良いでしょう。提供情報はポスターの内容と同じで良いですが、ネットでは動画なども公開できます。より詳しい情報を公開して、協力を呼びかけてみましょう。


手掛かりがないまま数日経っても、諦めないで。ワンコには素晴らしい帰巣本能があるのです。もしかしたら大冒険を終えてブラリと帰ってくるかもしれません。何年も経ったのちに家に帰ってきた犬の話はいくつもあります。信じて待ち、そして探し続けましょう。

とにかく普段から迷子札をつけること、マイクロチップを装着しておくことを忘れないようにしましょう。この事前の準備ひとつで、迷子になったときに落ち着いていられるか否かが決まります。

 
Featured image by nomeko via shutterstock

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