癌と闘う女性に寄り添っていたチワワ、カラスに略奪された疑い濃厚(豪ニュース)

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オーストラリアのメルボルン郊外から、チワワの子犬が突然姿を消したというニュースが飛び込んできました。略奪の容疑がかけられているのはカラス。飼い主の自宅裏庭から、子犬を捕まえて飛び去ったのではないかと見られています。


行方不明のパピーは、4か月齢のファッジ(Fudge)。ファッジは本当に”小さいコ”で、手のひらにすっぽりと収まるほどの大きさでした。

 

いつもは飼い主さんであるヘザーさん(Heather Sinden)と一緒に家の中で過ごしているファッジですが、その時はたまたま用を足すために裏庭に出たのだそう。苦しそうな「キャンキャン」という鳴き声を残して、ファッジは突然姿を消してしまいました。おそらく、声を発したのはカラスに連れ去られるタイミングだったろうと見られています。

娘のメリンダさん(Melinda Pride)は、その時の様子を「ファッジは3回叫び声をあげました。母がびっくりして振り向いた時、カラスが飛び去るのを目にしたのです。そしてファッジの姿はどこにもありませんでした」と語っています。「ファッジはいつも家に居て、その時は用を足そうとしていただけ。その時も、母やカラスのことをひどく気にしていました」

実は、癌を患っているヘザーさん。ファッジの存在は、病と闘うヘザーさんの心を慰め、大きな支えになっていたのです。ヘザーさんはHerald Sun紙にこう語っています。「この犬は、私の人生そのもの。彼女は大切な連れ合いであり、私の全てでした」「多くの人が「たかが犬じゃないか」と言うことはわかっています。でも、たかが犬ではなかったのです。彼女がいたから私は、癌治療に立ち向かうことができたのです」

無事に命を繋いでいてほしいと願うご家族ですが、略奪犯が小動物を捕食する種類のカラスである恐れも否めず、大きく肩を落としています。彼女に会うことは二度とないだろうと覚悟を決めて、埋葬を行う考えであることを明かしました。


私たちにとってもカラスは身近な存在です。私の住む地域では彼らは人間社会に溶け込んでいて、日常的な風景の中に彼らの姿があるのです。そう考えると、今回の事件は他人事とは思えません。略奪されるほどではないにせよ、襲撃などはありそうです。まだまだか弱い子犬をお散歩させるときには、空からの襲撃にも気をつけた良さそうですね。

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