ビアード家(the Beardé)では、犬がベッドに乗ることは禁じられていました。
しかしある日のこと、お昼寝を控えたこの家の長男リバーくん(River、2歳)が、犬のロニー(Ronnie)に本を読んであげたいと譲りません。「ロニーたちは、ベッドに乗せられないのよ」と言うお母さんにリバーくんは、きっぱりとこう言います。
「ママ、僕はロニーをベッドに乗せたいよ」
お母さんは根負けし、ロニーをベッドに乗せてあげます。そうなると、もう1匹の家族犬メイシー(Macy)も、ベッドに上がりたくて仕方がなくなります。上げろ上げろ、と大騒ぎのメイシーもベッドにあげ、2匹をリバーくんの隣に寝かせます。
2匹の犬は大喜び。尻尾をフリフリしながら、リバーくんが語るお話に耳を傾けます。
すると、読み聞かせが3冊目に差し掛かったところで、メイシーは大いびき。続いてロニーも、ウトウトを始めます。読み聞かせが効いたのか、それとも家族に囲まれている安心感からか、2匹は夢の世界へと誘われます。
フカフカベッドの上で!
きっと2匹は、幸せな時間を味わったんだろうなぁ。メイシーもロニーも元保護犬のピットブル。しかもロニーは耳が不自由なのだそう。ベアード家に引き取られるまで、とても長い時間を施設で過ごしていたのだそうです。
’危険な犬’として飼育禁止を求める地域も増えてきたピットブル。飼い主たちは「しっかり飼育すれば危険ではない」と声をあげていますが、様々な問題を解決していくには時間がかかりそうです。ビアードさんはこの動画が注目されたことについて、ピットブルへの偏った見方を変えることや、シェルターの活動に注目するきっかけになれば嬉しいと語っています。
Featured image credit Ronnie’s life / Facebook
猫先輩を起こしたくない!〜保護犬ピットブルはつま先立ちでそっと歩いた【動画】 | the WOOF
ピットブル(アメリカン・ピット・ブル・テリア)といえば、スタッフォードシャー・ブル・テリアからから闘犬用に改良された犬種。筋肉質で噛む力が強いこと、そしてちょっと強面の容姿から、「怖そう」「噛まれそう」というイメージを持つ人は少なくありません。 …