ココロもカラダも健康な活発ワンコにするために〜TPOを考えたオモチャ遊びで自然に元気を引き出そう

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いつも寝てばかり、とか
誰とも遊ばず、どんより暗い・・・など。

あなたの愛犬がこんな調子だと、ちょっと心配になってしまいますよね。
元気でアクティブ、社交性があって好奇心旺盛。陽気な「活発ワンコ」にするためにはどうしたらいいのでしょう。

遊びは楽しいだけにあらず!良い効果たくさん

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(c) Nailia Schwarz / shutterstock

うちのワンコ、大人しいからいいや・・・という考え方も、もちろんアリです。
どちらかといえば穏やかな性質をもつ品種もありますし、個体差や年齢による違いもあります。しかし、 『「次は何?」ワクワク遊びとアイコンタクトで信頼感を大幅UP!』でみたように、遊びは体を動かす以上の効果があるのです。

ここでもう一度、遊びの効果をまとめてみます。

  • 遊びは、ワンコ本能を充足させられるよ。たとえば「モッテコイ」遊びは狩猟本能をフル活用する遊びだね
  • 遊びは、ワンコの走る・嗅ぐ・噛むなどの欲求を満たし、身体機能を活性化させられるよ
  • 遊びは、ワンコのココロの本能(承認欲求)も満たしてあげられるよ
  • 遊びは、ワンコのストレスを軽減できるよ
  • 遊びは、ワンコと飼い主さんの信頼関係を強くするよ
  • 遊びから、ワンコ同士のお付き合いを学べるよ

このように、遊びはワンコの身体とココロを健康にする効果があるんですよー。

自分がした行動に飼い主さんがポジティブな反応を示してくれることは、人格ならぬ犬格形成もに大きく影響すると言われています。でも、あまり動かないコの場合、褒めてあげる回数は少なくなりがちですよね。

「遊びたい」「楽しかった!」「褒められたい」「認められた!」というポジティブサイクルに引き込めば、絆はもっと深まるかも。素敵な関係を築くためにも、活発ワンコの育成を目指しましょう♪

活発ワンコにするための基本

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(c) Grisha Bruev / shutterstock

1. 飼い主さんがハッピーな気持ちで過ごそう

もともと活発なコ、内気な箱入りワンコなど、それぞれに個性はあります。ただ、基本的にいつも飼い主さんがハッピーに接しているワンコは、物怖じせず、色々なことに積極的に興味を示し、活発に動く傾向があるのだそうです。できるだけ、明るく楽しく接するように心がけましょう。

2. ワンコの健康状態に気を配ろう

健康状態が悪ければ、ワンコさんだって大人しくなっちゃいますよね。

ニンゲンと同じように、栄養バランスの良い食事、適度な運動、質の良い睡眠が「活発ワンコ」をつくります。シャンプー、歯磨きといった基本のお手入れも欠かせません。

フローリングや階段で滑ってケガをしないように、爪も忘れずに切ってあげましょう。爪が伸びていると、ワンコは肉球をうまく地面にフィットさせて歩くことが出来ず、ケガの原因になってしまいます。

3. いつものお散歩に遊びをプラス

いつものお散歩コースから外れてみるのも一つの手。

あるいは、お散歩中のランダムなタイミングで「ダッシュ」を入れてみるというのも一つの手です。「ダッシュ」のタイミングで口笛を吹いたり、クリッカーを鳴らすなどの合図を入れてみるのも良いでしょう。音と遊びを結びつけることで、ワンコさんの気持ちの切り替えがスムーズになる可能性がありますよ。

とはいえ、ワンコさんのペースを無視して早く走り過ぎることがないようにね。

遊ぶ気ゼロなワンコさんは”TPO”を探れ!

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(c) Kwiatek7 / shutterstock

「遊びが健全なワンコを育みます!」といくら声高に宣言したところで、当のワンコさんが遊ぶ気ゼロの場合は困ってしまいますよね。

「あたしゃ、もう年ですから」とか「遊び?そんなもん、やりたくないわい」といったカンジで遊びに乗り気じゃないそんなワンコさんのために。いくつかのヒントをご用意しました。

・遊びには”TPO”が大切です!

ここでいうTPOとは、T(タイム:時間)、P(プレイス:場所)、O(おもちゃ)のこと。

まずは「T:時間」について。ワンコがもっとも元気になる時間帯を探ります。寝起きが悪いコ、朝からエネルギッシュなコなど、ワンコによって色々です。乗り気でないタイミングで遊ぼうとすると、更に嫌がられるかもしれません。ワンコがもっともエネルギッシュな時間帯に誘いかけてみましょう。

つぎに「P:場所」について。お気に入りの公園や、大好きなカーペットがある場所、ベッドのある安心できる場所、などなど。愛犬が快適に過ごせるスポットで遊びましょう。

さいごに「O:おもちゃ」について。「タオルでひっぱりっこ大好き!」というコや、「柔らかいぬいぐるみを齧るのが趣味です」というコ。ワンコによって好きなおもちゃは異なります。好みを探りましょう。

ワンコが好きなおもちゃが判明したら、お留守番や一人遊びの時にはそのおもちゃは遠ざけておきます。大好きなおもちゃは大好きな飼い主さんと遊ぶための専用だと理解してもらい、次回の遊びへの期待へと繋げるのです。

・活発ワンコ育成のために覚えておきたい5つのこと

元気な時間(T)、安心できる場所(P)、好きなおもちゃ(O)を把握したら、あとは実践あるのみです。

  1. 大好きO(おもちゃ)を探るために、サイズ、色(幾つかの色をワンコは認識できます)、触り心地、音のバリエーションを意識して幅広いおもちゃを用意してみましょう。食いしんぼなら、食べ物が詰められるおもちゃや、匂いつきのおもちゃを試してみてもよいかもね
  2. 大好きなおもちゃでも、飽きる時がやってきます。幾つかのおもちゃをローテーションで使いわけて、興味が持続するように工夫しましょう
  3. 食べ物が好きなコにはおやつを、撫でられるのが好きなコには身体全体を大きく撫でて、大げさに褒めてあげて下さい。楽しく遊んでごほうびがもらえたら、嬉しくってまた次の遊びを心待ちにしてくれます
  4. もう少し遊びたいな、という所で切り上げましょう。次回への楽しみを維持させることも重要です
  5. 飼い主さんが楽しむことを忘れないで。繰り返しになりますが、飼い主さんがハッピーでいることはとっても重要。「元気がないのはわたしのせい」「教育が悪かった」などと自分を責めることのないように。何かを変えるには時間がかかるものですよ

今回は主におもちゃを使った方法を取上げましたが、おもちゃを使わなくてもいいんです。何でも好きなことに挑戦してみましょう。

もし、あなたのワンコさんがレスリング好きならレスリングを、嗅覚が優れているならかくれんぼ遊びを企画してあげてください。遊びを工夫するのも楽しみの一つですよね。

愛犬が身体的にも精神的にも元気いっぱい、アクティブに毎日を過ごすことができれば良いのです。ベストフレンドであるワンコとわんダフルな時間をお過ごしくださいね♪

Featured image by Patryk Kosmider via shutterstock

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