「次は何?」ワクワク遊びとアイコンタクトで信頼感を大幅UP!

しつけ・トレーニング
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犬にとって遊ぶということは、本能的な欲求を満たし、エネルギーを発散させるとても重要なものです。可愛いワンコが、ウキウキとおもちゃを追いかけている姿をみていると、楽しい気持ちになりますよね! この遊びの時間を、ワンコさんと信頼関係を築くための時間として活用してみませんか?

ワンコの本能を理解して、ワクワク遊びを企画しよう!

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犬は捕食動物であり、獲物を捉えるための探索能力や捕獲能力を発達させてきた動物です。また、諸説ありますが、犬は支配の序列を形成するといわれています。現代の犬たちはほとんどが人間とともに暮らしており、狩猟の必要はなく、群れで暮らすこともありません。

しかし、動くものを追いかけたい、攻撃したい、何かを探索したい、という欲求は残っています。人間と暮らす中で抑えているこの欲求を、遊びの中で発散させてあげましょう。ワンコの気持ちを理解して、飼い主さんもとことん遊ぶことが、犬と飼い主さんの信頼関係を結ぶことにつながるのです。

ドキドキが加速する、大好きおもちゃを探そう!

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まずは、愛犬にとって大好きなおもちゃを見つけてあげましょう。

ボールやおもちゃを投げて追いかけることは犬が大好きな遊びのひとつです。

ボールは、弾力がある物を選ぶと歯を痛めにくく安心です。しかし、サイズは口の大きさに合わせて選ばないと誤飲につながる危険もあります。また、布製のおもちゃが好きな犬、音が鳴るおもちゃが好きな犬、ゴム製を好む犬など、好みはそれぞれですので、どんな物が気に入るか色々試してみるのも面白いものです。

引っ張りっこが大好きな犬もいます。そんな時は、ロープのおもちゃが一番です。固さや太さ、長さも様々なタイプがあり、こちらも犬に合わせて選んであげるとよいでしょう。面白いおもちゃを見つけるとひとり遊びに夢中になることもありますが、まずは、一緒に遊んであげることを大切に、遊びの中でたくさんコミュニケーションをとりましょう。

その他、ぬいぐるみやおやつなどを入れることができるコング、最近では知育おもちゃなど様々な物が販売されています。犬と遊ぶ時は犬の専用おもちゃを使うようにしましょう。人の物、スリッパやクッションなど、また直接手で遊ぶこともしてはいけません。ルールを守るということも犬との信頼関係において重要なのです。

ワンコだって新しいものが大好きなんだ!

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うちのコって、新しモノ好きなのかも・・・なんて思ったことはありませんか?

気のせいではないのかもしれません。テンプル・グランディンの著書『動物感覚―アニマル・マインドを読み解く』によれば、動物も新しいものが好きなんだそう。「動物に面白いおもちゃをどっさり与えて遊ばせ、それから数週間後に新品のそれほどおもしろくないおもちゃをひとつ与えると、たとえそれが前のおもちゃほどよくなくても、必ず新しいほうを取る」のだといいます。

グランディンは動物の新しモノ好きを、脳を刺戟する新しいものを求める探索システムから生じるのではないかと推測しています。ワンコさんに大量のおもちゃを与える必要はもちろんありません。でも、いつも同じおもちゃだと、犬たちだって「またこれなの〜? 」という気持ちになるのかも。たまには新しいおもちゃを買ってあげたり、使っていないおもちゃをひっぱりだしたりと、新しい刺戟を与えるようにしてみましょう。

コミュニケーション! それが一番だいじ♪

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犬と遊ぶ時間は、ワンコと飼い主さんとの楽しいコミュニケーションの時間。できたことを一緒に喜びたくさん褒めながら遊んであげると、愛犬との信頼関係も深まります。

その時に大切にしたいことが、愛犬とのアイコンタクトです。アイコンタクトは犬のトレーニングにおいて全ての基本になります。目を合わせることはワンコにとって嬉しいことですし、お互いの欲求や思いを通わせる為にとても大切なのです。モッテコイ遊びなどで、投げてあげる前には犬の名前を呼び、注意を自分に向けます。アイコンタクトが取れたら、思いっきり褒めてあげた後に、遊びを再開しましょう。

遊びと号令を組み合わせることも、信頼関係を結ぶポイントになります。慣れてきたら、「オスワリ」や「フセ」、「マテ」や「コイ」など色々な号令と組み合わせることで、上手に指示(コマンド)を身につけさせることができます。不意打ちでいつもとは違うポケットからおもちゃを出してみるのも楽しいものです。「ご主人、最高です! 」と尊敬されちゃうかもしれません。

主導権はワタクシに。飼い主さんがリードしてあげよう

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飼い主さんが主導権を握っていないとワンコさんに
「なんか、君が再度ビジネス始めたって聞いてるんだけど」と問い詰める事態に発展するかも・・・

 

遊びのスタートや終わりは必ず飼い主さんが決めてあげましょう。おもちゃは与えっぱなしではなく、片付けて「終わり」を明らかにしてあげることも大切です。

犬が疲れたり、飽きたりしないうちに、飼い主さんが終わりを決めてあげることで、犬自身もまた遊びたいという気持ちが強くなります。遊びにもメリハリをつけてあげることで犬のストレスも発散、物をかじったり吠えたりといった困った行動を減らすことにもつながります。


ワンコは、自分が大好きなことをしてくれる飼い主さんが大好きです! でも、「なんでも言う通りになるから」ではなく「いつもワクワクさせてくれるすごいご主人だから」と思ってもらうことがとっても重要。信頼できる飼い主さんと一緒のワンコさんは不安に陥りにくく、ストレスを溜めにくいものです。いつまでも楽しく暮らせるよう、遊びの時間をおおいに活用しましょう!

愛犬とのコミュニケーションやトレーニングは日々の積み重ねがとても大切なもの。様々な遊びを通じてトコトン遊び、いっぱい褒めてあげることで、信頼関係を深めていきましょう。

 

Featured image by m01229 via Flickr

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