【イヌニュース】行方不明のパピヨン、8年の時を経て家族との再会を果たす

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the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、8年もの間行方不明になっていたパピヨンが無事に家族との再会を果たしたというアメリカのニュースをお届けします!

マイクロチップのスキャンを行わなかった発見者

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image by Cherrie Mio Rhodes / Flickr

米国ペンシルベニア州に住むトーマスさん(Shelly Thomas)が「あなたの犬と思われる犬を保護しています」という電話を受けた時、驚いたのも無理はありません。愛犬のパピヨン、デイジー・メイ(Daisy Mae)が失踪したのは8年前。必死の捜索にもかかわらず、発見が叶わなかった愛犬です。

デイジー・メイを保護していたのは、同じくペンシルベニア州にあるアニマルシェルター、ホワイト・オーク・アニマル・セーフ・ヘブン。引っ越しのため飼えなくなったと連れてこられたパピヨンには、マイクロチップが装着されていました。登録されていた連絡先は、連れてきた人のそれとは違うもの。そこで施設は登録先に電話をし、奇跡の再会につながったのです。

8年前にデイジー・メイを発見した人は、この愛らしいパピヨンが気に入ってしまい、ピーナッツと名付けて大事に育てたそうです。しかし、発見後にマイクロチップの確認は行わなかったそう。シェルターの創設者であり代表を務めるマートン氏(Ina Marton)は「残念ながら、犬を見つけて気に入ってしまった人が、元の飼い主を探そうとしないケースはよくあるのです」と語っています。「また、マイクロチップ装着者の1/3は、連絡先を登録していないか、更新をしていません

「一緒に過ごせる日を少しでも長く」

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image by Cherrie Mio Rhodes / Flickr

無事に再会を果たしたデイジー・メイとトーマスさん一家。再会のその時を迎えるまで、デイジー・メイは自分たちのことを覚えていないのではないか、とトーマスさんは思っていたようです。ストレスが多い日々を過ごしただろうし、15歳という高齢で記憶が曖昧なのでは、と考えたのだとか。しかしデイジー・メイは、当時13歳だった息子のキャメロンさん(現在21歳)のことがすぐわかったそう。犬は記憶力が悪いなんて言われることも多いけど、長期的な記憶力はとっても優れているんですよ〜。

失踪当時、庭にあるフェンスの中で、同居犬パピヨンのブロックと遊んでいたデイジー・メイ。家に戻るようフェンスを開けたところ、家に戻ってきたのはブロックのみで、デイジー・メイは行方不明になってしまいました。ブロックはデイジー・メイを失ったことを嘆き悲しみ、家族が寄り添っていないと鳴き叫ぶようになってしまったのだとか。

残念ながら相棒ブロックは、デイジー・メイとの再会を果たすことなく、2012年に虹の橋を渡ってしまいました。そして当時7歳だったデイジー・メイも、今は15歳。ほとんど目が見えず、耳もよく聞こえないそうです。

それでもトコトコと歩きまわる元気は失われていません。同居ラットのモーツアルトとも、仲良く過ごしています。「あと数年、一緒に過ごすことができれば」とトーマスさんは語っています。


発見して可愛いがってくれるのは本当に嬉しいけれど、迷子犬はやっぱり、元のお家に帰りたいものです。見つけた時は、マイクロチップを絶対に確認してね。そして飼い主さんは、連絡先の登録や更新を忘れないでね、ってライチは希望します!

どうぞ、よろしくお願いします♡

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Pets: The animals in our lives.

使用した写真はすべて Cherrie Mio Rhodes さんによるもの / Flickr

もしも愛犬がいなくなってしまったら〜迷子犬と再会するために覚えておきたいこと | the WOOF

大きい音に恐怖を感じるワンコさんは少なくないようです。 でも、これからの時期は花火や雷など、大きな音がする出来事が多く予想されます。恐怖に怯えたイヌが我を忘れて逃げ惑い、迷子になってしまうことも少なくはありません。

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