ボーダー・コリーといえば、とにかく器用で賢い犬種。ブリティッシュコロンビア大学のコレン博士が開発した犬の知能テストで堂々の第一位を獲得している賢いワンコです[1]。
ワンコの’知性’を偏差値で表すというのも表すのってどうなんですかね…という意見もあるとは思いますが、確かに彼らは賢くて器用。アジリティ競技会への参加も、表彰台に上がるのも、そして’すごい動画’の数だって、ボーダー・コリーは頭一つ抜きん出ているもんなぁ。
そんな賢いボーダー・コリー。外見についての設定基準が多い他の犬種とは異なり、作業能力の基準が極めて重視されていた犬です。容姿以上に能力が、とても重要視さえてきた犬種なのですね。すぐれた運動能力、そして高い服従能力、そして大のお仕事好き。そのことは、本日ご紹介する動画からもわかります。
同居するニャンコ先輩がドアの外で待っていれば、
「どうぞお入りください!」と開けてあげます。
開けたら閉める。その辺の人間より(私か!?)「開けたら閉める」ができています。
このとおり、ボーダー・コリーは作業意欲が高い犬。フサフサで可愛らしく賢いコと聞くと、じゃあ飼ってみたいと考える人は少なくないようですが、実は飼うのは結構大変。運動やトレーニングなどに十分に時間を割ける人でなければオススメできない犬種です。常に仕事を与えることができるリーダー的存在でなければ、優秀な部下は育てることができないのです。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] デキのいい犬、わるい犬―あなたの犬の偏差値は? (2000)、スタンレー・コレン, 文藝春秋
Featured image credit Chris Barnes / Flickr
【イヌ探訪】空の安全を守る犬|野生動物を追い払って事故を防ぐボーダーコリーのパイパー | the WOOF
こんなにカッコいい犬がいるんだ…。 ミシガンにあるチェリー・キャピタル空港(Cherry Capital Airport)で働くのは、ボーダーコリーのパイパー(Piper、7歳)。野生動物による危険を制御しようとする当空港による試み(Wildlife Hazard Management Plan)の一環として採用されたK-9です。