メロン〜甘くてジューシーな犬のご褒美オヤツ

食・フード
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甘くてジューシーなメロンは、犬に与えても問題はない果物です。皮をのぞき、小さくカットして、少なめ量をオヤツとして与えましょう。

あのメロン、このメロン、どのメロン?

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image by Mitchell Griest / unsplash

メロンは、ウリ科キュウリ属の果実類。原産地により網メロンなどのヨーロッパ種と、マクワウリなどのアジア種に分かれ、果肉色では赤肉種・青肉種・白肉種に分類されます。品種はたくさんありますが、一般に出回っている食用のメロンは全て、健康な犬が食べて問題ありません。

ちなみに農林水産省では、田畑に栽培される草本性のいちご、メロン、すいかは野菜に分類されています。果実的な利用をすることから果実性野菜として扱われているとのことですが、the WOOFでは「果物」として分類します。

旬は6月から8月とされていますが、温室栽培なども多く、通年楽しめるデザートとして食卓に並びます。

メロンに含まれる栄養素

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image by Charles Deluvio 🇵🇭🇨🇦 / unsplash

メロンのほとんどは水分です。全体の87%が水分で、カロリーは100gあたり42kcalと果物の中では普通レベルです。

メロンはビタミン、ミネラルの優れた供給源です。なかでもビタミンB6、C、葉酸、およびカリウムが豊富です。

カリウムは、ナトリウムとバランスを取りあって、細胞内への栄養素の移行や調節、そしてに水分代謝などに重要な役割を果たします。塩分を取り過ぎたときは、余剰ナトリウムの排出を促すことで、むくみ改善や心臓への負担を減らす効果が期待できます。

ショ糖、果糖、ブドウ糖が主成分ですので、疲労時や夏バテ時はエネルギー補給にも役立ってくれます。

また、メロンによってはγ-アミノ酪酸(GABA)を多く含むものがあります。赤肉のメロンにはβカロテンが含まれています。

注意すべきはどんなこと?

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image by Arun kumar / Flickr

アレルギーや食物不耐は、どんな食べ物を食べさせる場合も注意すべきことです。少量からはじめて、犬の様子を確認しながら、ゆっくり与えるようにしましょう。

種は無害と言われていますが[1]、消化が悪く窒息の危険もあるため与えない方が良いでしょう。また、皮の部分は除いて果肉だけを与えましょう。胃腸の不調の他、窒素の危険性もあります。

糖質が多いので、食べさせすぎると肥満のや胃腸不調の原因になります。また糖分を多く含みますので、糖尿病の犬にも不向きです。

カリウムを過剰に摂取すると、細胞内に一時蓄えられるか、腎臓の働きを通じて尿として排泄されます。腎臓に過大な負担をかけることにもなりますので、腎臓機能が弱っている犬には与えないほうが良いでしょう。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Can Dogs Eat Cantaloupe? – American Kennel Club

Featured image creditChristine Jou/ unsplash

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