野良猫と虐待されたピットブルが未来を拓く短編アニメ”Kitbull”

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「動物を描いた作品は泣いちゃうから苦手…」「長い作品を観る時間がない…」というアナタにオススメしたい犬猫アニメーションをご紹介します。

ピクサー・アニメーション・スタジオ制作の”Kitbull”です。『SparkShorts』という短編映画シリーズのひとつで、この作品の長さは8分57秒。待ち時間や電車の中などでも気楽に観られます。

主人公は野良の子猫と虐待されているピットブル。子猫は孤独で犬は暴力にさらされるひどい暮らしをしています。

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image by Kitbull | Pixar SparkShorts – YouTube

2匹は出会い、次第に友情を育むようになり、そして協力してひどい暮らしからの脱出をはかります。

Kitbullの監督はRosana Sullivanさん。猫の動画を観るのが大好きだという彼女は、最初は「気持ちが良くて楽しい動画を作ろう」と思っていたのだそう。しかし、制作の過程で作品は自己を表現するものに変わっていったのだといいます。

「最初は気持ちよく楽しいものを描きたかっただけでしたが、出来上がった作品は個人的なものになりました。私は繊細で恥ずかしがり屋で、つながりを作ったり友情を育むことが苦手だったんです。自分の安全地帯から出たがらない子猫に、自分を投影するようになりました」

確かに映画のみどころのひとつは、子猫の気持ちが変化していくところ。最初は警戒心のカタマリだった猫が、どんどん犬に心を寄せていくところがすごく細やかに描かれています。

もうひとつの見どころは、暴力的とみなされることの多いピットブルの可愛らしさでしょうか。力は強いけど心が優しいこの犬は、猫と出会うことでようやく新しい一歩を踏み出すことができるのです。

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image by Kitbull | Pixar SparkShorts – YouTube

“Kitbull”は、子猫を表すkittenとピットブルのbullを組み合わせた造語。対照的な2匹が力を合わせて幸せになる道を切り拓く素敵な内容です。ぜひぜひ、ご覧になってくださいね!

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