毎年2月NYで行われるWKC ウエストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショー。
今年で143回を数えるこの歴史あるショーでBest In Show の栄冠に輝いたのは、ワイアー・フォックス・テリアのKing氏。3000以上の並みいる強豪をおさえ、見事チャンピオン犬となりました。
ふっさーと整った被毛が美しい…。
さて、ドッグショーのお楽しみは、犬種”らしさ”を愛でることにとどまりません。ウェストミンスターではアジリティや オベディエンス(服従訓練)競技が行われ、こちらも大注目のまとなのです。
2019年のアジリティのチャンピオンは、ボーダー・コリーのVerb氏。さすがチャンピオンはすごいわねぇとため息しか出ない見事な走りっぷり、集中っぷりです(目がすごい!)。
注目を集めるのはチャンピオン犬だけではありません。毎年”意図せぬスター”が誕生するのも、ドッグ・スポーツの大きな大会ならではのこと。
今年はビション・フリーゼのWinkyと、ブルドッグのRudyが喝采を浴びました。
とにかくマイペースで優雅に走るWinky氏と、
One of our favorite moments from yesterday's Masters Agility Championship Preliminaries, Winky the Bichon Frise! #WKCDogShow pic.twitter.com/p55IxGC5iH
— Westminster Dog Show (@WKCDOGS) 2019年2月10日
アジリティではあまり見かけない、がっしりブルドッグのRudy氏(本名:Von Rudolph Augustus Perkins)。
自立心の強いブルドッグはいわゆる「トレーニングの入りにくい犬種」だし、頭蓋の形などから健康に問題を抱えることの多い犬。そんなあれやこれやを乗り越えて、晴れの舞台で走りきったのはスゴイと、賞賛を浴びました。
日本でもドッグショーは各地で行われています。代表的な大会のひとつにFCIジャパンインターナショナルドッグショーがあります。2019年の開催は3月29日(金)〜31日(日)。東京ビックサイトで行われます。
会場では、イイコたちのご準備風景も見学できます。