5匹の我が仔を失った母犬、猿の親友になる

ほのぼの, 動物愛護・保護
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「犬猿の仲」なんて言葉があるように、私たちの中には犬と猿は不仲だというイメージがあります。ちなみに、非常に仲が悪いことを犬と猿の関係でたとえるのは日本と韓国くらいで、他の国では別の言葉を使っています。たとえば中国語だと「水火不容」と水と火を使いますし、英語だと犬と猫で表現されます。

実際の犬と猿の関係はどうかといえば、仲が良いとも悪いとも、どちらともいえないようです。仲がよくなるケースもあれば、敵になることもあるのでしょう。

今日ご紹介するコロンビアのお猿とワンコは、非常に仲良しになったケースです。なんでも地域の住民が、5匹の実子を失った犬のために、近隣に生息する生まれたばかりのオマキザルを捕まえて犬に与えたということです。

母犬は子猿を非常に可愛がり、2匹はいまや離れられないほど仲良しになりました。

しかし猿が人間に攻撃的になったことで問題視されはじめ、犬と猿は警察のお世話になることに。警察では犬を保護することはできても猿は保護できないため、2匹を引き離し猿を野生に戻す方向で検討をすすめているのだそう。

動物の専門家には、自然から離れた子猿を現時点で野に戻すことについて、懸念を表明する者もいます。猿仲間から拒絶される可能性があるというのです。

人間が野生動物に介入するのは危険、ということを示す事例となってしまった今回のお話。なお、オマキザル属の猿は不正売買の対象であり、闇市では約1600ドルほどの値がつくと言われていることも、暗澹たる気持ちにさせられます。

h/t to Rare friendship forms between monkey and dog in Colombia – KOAA.com | Continuous News | Colorado Springs and Pueblo

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