海水の飲み過ぎでラブラドールが死亡(アメリカ)

ニュース
この記事をシェアする

フロリダ州で7歳のラブラドール・レトリバーが、海遊びをした翌々日に死亡しました。死因は海水を過剰に摂取したことによる塩水中毒でした。


29歳の大学生、クリス・テイラーは、愛犬の7歳の黒ラブ、O.G.を連れて、いつものようにタンパ・ベイエリアのビーチで遊んでいました。彼らにとって海辺での遊びは日常のことでしたが、その後起こったことは、まったくもって日常的なことではありませんでした。

ビーチ遊びをした月曜日の夜、O.G.は、下痢と嘔吐を伴う胃の問題に苦しみはじめます。翌日の火曜日は、飲んだり食べたりできるようになり、症状いったん落ち着いたように見えましたが、その後はぐったり眠り続ける状態が続きます。そして水曜日、O.G.はとうとう名前にも反応できなくなり、動物病院に運び込まれることとなったのです。

しかし、ときすでに遅し。重度に脱水していたO.G.は、脳に大きなダメージを受け、薬にも反応しなくなっていました。残された選択しは安楽死のみという状況になっていたのです。

獣医の診断は塩水中毒(saltwater poisoning)でした。

海水を飲むことは、人間にも動物にも致命的な影響をもたらすおそれがあります。

人間はある程度の塩分を安全に摂取することができますが、海水中の塩分は高濃度で、人体で処理できる量をはるかに超えています。一方の犬は、汗を上手にかけないことからナトリウムの消費量が少なく、塩分は少量摂取すれば十分です。塩分を多く含む海水を大量に飲むと、脱水、発作、重度の脳障害が起こる可能性があるのです。

塩水の大量摂取による症状は犬によってことなるため、「このくらいは安全」とはいいづらいものです。さらに、症状は時間をかけてゆっくりと進行することから、危険度合いを判断するのは難しいという問題もあります。実際、飼い主の判断が遅すぎるケースは珍しいものではなく、Tampa Bay Emergency Veterinary Servicesで長年獣医療に携わってきたKaty Meyer博士は、「症状がゆっくりと進行するため、どのくらい深刻な事態になっているのか気づきづらい」とNBCのインタビューに答えています。

こうした悲劇を避けるためには、海で過ごす時間は2時間程度にすること、30分ごとに休憩を挟んで水を飲ませること、飲み水はたっぷり持っていくこと、海水を飲んでいないか注意深く確認することなど、とにかく注意に注意を重ねることが大事です。

ビーチで遊んだ後に嘔吐や下痢の症状がみられたら、いつもより慎重を期して、早めに動物病院に連れていくようにしましょう。脱水は、犬の身体の内部に大きな悪影響をもたらすおそれがあります。

楽しい1日を悲しい結果に終わらせないために、愛犬の様子は細かにチェックするようにしましょう。

h/t to Florida man warns about saltwater poisoning after dog dies days after beach trip | Fox News

Featured image creditJordan Bowen(@JordanBowenFOX) | Twitter

【夏のお世話】ダブルコートの犬、剃るべからず〜剃らない方が良い3つの理由 | the WOOF イヌメディア

暑くなると勃発するのが、ダブルコートの犬の被毛を「剃るべきか、剃らざるべきか」論争。暖かい空気を閉じ込めるアンダーコート(下毛)は断熱材のような役割を果たすため、暑い夏には「不必要」でという意見があるのです。 …

the WOOF イヌメディア > すべての記事 > イヌニュース > ニュース > 海水の飲み過ぎでラブラドールが死亡(アメリカ)

暮らしに役立つイヌ情報が満載の「theWOOFニュースレター」を今すぐ無料購読しよう!

もっと見る
ページトップへ