ワンコの様子がいつもと違うときには、何かが起こっている!
そうお伝えし続けている”the WOOF”ですが、それを裏付けるニュースが飛び込んできましたので、お伝えします。
なんと、ダイエットのアドバイスを受けにいったワンコのお腹に、フットボール大の腫瘍が見つかったというのです。
犬のお腹にあったのは3kgもの巨大な腫瘍
緊急手術を受けたのは、スタッフォードシャー・ブル・テリアのブルネッタ(Brunetta、15歳)さん。
ブルネッタさんの体重増加を心配した飼い主のアンジェラさん(Angela Ravenscroft)に連れられ、ダイエットのアドバイスをもらいに病院へ行ったところ、フットボール大の腫瘍があることがわかったのです。
PDSAのカートリッジ獣医師(Laura Cartlidge)は、腫瘍を発見し手術に踏み切った経緯を、次のように説明しています。「飼い主は、ブルネッタが太ってきているのを心配していました。けれど、検査をしてみると、異常な塊を感じたのです。そこで、さらに超音波などのさまざまな検査を行い、大きな脾腫を発見しました」
「15歳と高齢でリスクは高かったけれど、緊急手術しか選択肢はありませんでした。そして、腫瘍を摘出し始めると、その大きさに皆ショックを受けました。小さなフットボールくらいあったのですから。その腫瘍は、直径30cmで重さは3kg超あり、私が今まで見た中で一番の大きさでした。ブルネッタはとても小さな犬なのですが、腫瘍があまりにも大きくて、涙が出ました」
直径30cm、重さ3kgの腫瘍は、獣医師たちにとっても衝撃的な大きさで、犬の体内でこんなに大きくなった腫瘍を今まで見たことがないと口をそろえたといいます。
ブルネッタを救ったのは愛犬の健康を気遣う飼い主さん
Little Netta and her owner had a scary ordeal recently, when vets at our Stoke Pet Hospital found a football sized…
Posted by PDSA – For Pets in Need of Vets on 2015年8月1日
ブルネッタの胴回りが大きくなっていることに気づいた飼い主さんが、「少し様子をみよう」という判断をしていたら、最悪の結果になっていたかもしれません。
胴回りが大きくなったと気づいたところで、ダイエットの相談に行ったこと。ブルネッタが高齢だったから、すぐに病院へということになったのかもしれませんが、この判断がブルネッタを救ったことに間違いはありません。
アンジェラさんは、今回の出来事をこう振り返っています。「脾臓に腫瘍があると聞いたとき、とてもショックでした。突然、この子を失ってしまうのではと思いました。それは恐ろしいことです。でも、手術が成功して、速いスピードで回復してきているという電話をもらったとき、本当に安心しました。私は、ブルネッタが生後8週間の頃からずっと一緒に過ごしてきました。これからも一緒に過ごせる時間をもらい、PDSAにはとても感謝しています。この子は、私にとって何ものにもかえられない大切な存在なのですから」
ぽっこりお腹に気づいたら、肥満という疑いとともに、もう少し深刻な病気である可能性も考えないといけないのかしら、と考えさせられた事例です。とにかく、元気になってよかったね、ブルネッタ!
h/t to ‘Diet dog’ finds football-size tumour
Featured image © Julian Brown / PDSA
ダイエット成功の背景には飼い主の姿アリ!〜約20kgの減量に成功したダックスフンドのデニスさん | the WOOF
by Fido 太めのお腹に悩んでいるワンコさん(と、飼い主さん)、注目です。 アメリカはオハイオ州に住むデニス(Dennis, ダックスフンド、6歳)がダイエットに成功したニュースはご存知でしょうか。56ポンド(約25kg)あった体重を13ポンド(約5.9kg)まで減らしたそうです。