怒ったり落ち込んだりしている時でも、愛犬がブンブンと尻尾を振ってお出迎えしてくれると、気持ちが一気にアガりますよね！
長い尻尾、毛玉のような尻尾、形はどうあれカワイイ尻尾。今日はみんなが大好きな尻尾について、あまり知られていないアレコレをまとめてみました。
尻尾は素敵な宣伝係〜ニオイを拡散させて自分アピール
尻尾は、自分のニオイを拡散させる”扇風機”的な役割も果たします。肛門線あたりから発する臭いは、人間の指紋のように個体により異なるもの。犬たちは尻尾を振ることで肛門近辺の筋肉を収縮させ、腺に圧をかけることでニオイを発した上でこれを拡散させるのです。
元気一杯のワンコが尻尾を高く上げてブンブン振り回せば、ニオイが広く拡散されます。ちょっとしょんぼりした犬であれば尻尾を下げてニオイが広がらないようにし、周りの注目を集めないようにするのです。
フワフワ尻尾は防寒の役割を果たしてくれる
北欧やアラスカなど、極寒の地域を原産国に持つ犬たちの尻尾は、防寒にも役立つものです。犬たちは丸まって羽毛のような尾に顔を埋め、真冬の寒さから身を守ります。
犬が自分の尾を追いかけ続けたら、心配した方が良い
自分の尻尾を追いかけると行動には、様々な理由があります。遺伝的な要因もありますし、子犬の好奇心が追いかけさせているのかもしれません。
ただ、成犬になっても執拗に尻尾を追いかけているのであれば、それは解決すべき”問題行動”であることが多いようです。飼い主さんの注意を引きたい、運動不足を解消するため、怪我をしており尻尾が気になる、強迫神経症の症状など、その理由は多岐にわたります。
喜びすぎて尻尾を傷つけてしまうことがある
大喜びで尻尾を振りすぎてしまうワンコは、要注意です。高速でブンブン振る回すことにより、骨折などの怪我をしてしまうことがあるのです。特にラブラドール・レトリバー、グレート・デーン、ピットブルなど、細くて長い尾を持つ犬種で起こりやすいのだとか。ちなみには、英語で”Happy Tail Syndrome”という言葉で表現されるそうですよ。
少し話が異なりますが、寒い時期のお風呂にも注意が必要で、犬たちが水滴を早く飛ばそうとするために尻尾を振り回し、これが骨折の原因になることもあるそうです。
尻尾の揺れで好き嫌いがわかる
犬は嫌いな刺激を提示された時に尻尾を左に大きく振り、飼い主さんが現れるなど嬉しい刺激に対しては尻尾を右に振る反応を示すそうです。尻尾が犬の気持ちを表すことは知られていますが、必ずしも「嬉しい！」という気持ちだけを表しているわけではなく、感情のタイプによって振り方が異なるというのは面白いですね。
断尾が始まったのは1世紀ごろ
断尾とは、尻尾を根元、もしくは中間部から切り落として短くすること。この習慣が始まったのは、1世紀ごろだという説があります。ローマではその頃、尾を切断することが狂犬病防止につながると信じられていたため、そうした行為が行われるようになったのだそうです[2]。
”ゲイテイル（Gay Tail）”は性別とは関係ない
英語に”Gay Tail”という言葉があります。初めてその言葉を知った時は、「なにそれ、去勢したコを指す言葉？」と思ったのですが、調べてみたら性別や去勢の有無とは全く関係がありませんでした。”陽気な、快活な、楽しそうな”を意味する”gay”であって、尻尾を高く上げている状態のことを言うそうです。一方で、巻き尾を持つ犬（秋田など）の、常に背中に巻きついているような尾のことを指すこともあるようです。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Can Dogs Sprain Their Tails? | Dog Training Nation
[2] Five Bucks Says You Can’t Answer These 6 Common Questions About Dogs
[3] Someone Said My Dog Has a Gay Tail. What Does This Mean?
[4] What Is Happy Tail Syndrome in Dogs?
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尻尾を振って、さぁお仕事！職場にペットがいるってどんな感じ？に答えるインフォグラフィックス | the WOOF
by Fido 日本の会社で「ペット同伴勤務OKですよ〜」と大々的に謳っているのは、ペット関連企業くらいなものでしょうか。社長さんが連れて来ちゃうからなし崩しで、な〜んて会社もあるかもしれません。 動物好きな方には、とても嬉しいペットと一緒の職場環境。一方で、苦手な方やアレルギーの方にとっては、地獄にもなりかねません。ペット家族同伴OKを実施するためには、様々なハードルがありそうです。
