犬たちがアイラブユーを伝える5つの方法〜そして彼らに愛される方法

生態・行動
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ワンコたちはあなたが大好き!いつも溢れんばかりの愛を伝えてきます。

アイラブユーを伝える方法は、ワンコの数だけたくさんあります。でも、「家に帰るとジャンプで大歓迎」とか「嬉しくて吠えちゃう」などの方法は、ちょっと困ってしまうもの。今回は、愛だけでなく信頼の気持ちも含まれた”アイラブユー”の表現を、5つに絞ってまとめてみます。

1. アイコンタクトしてくる:きらりん

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好き♡ image by Angelica / Flickr

少し驚いちゃいますが、犬もアイコンタクトをするんです。犬の世界では「目を合わせる」というのは攻撃的な行動で、礼儀正しい犬は目をじ〜っと見つめることはありません。これは人間に対してであっても変わりはないのですが、一方で飼い犬と良い関係が構築できていれば、あなたに対し”見つめること”を許してくれるものなのです。飼い主さんを信頼している状態では、彼らからも暖かいアイコンタクトを送ってくるでしょう。

ちなみにワンコの目の大きさがいつもと変わらず、少し白目を見せてくれるようならば、リラックスしていると考えても差し支えない、という判断の仕方もあるそうです[1]

2. 呼んだら来てくれる:はぁはぁ♡

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きたよ! image by Takashi Hososhima / Flickr

信頼関係ができているのなら、飼い主さんの「オイデ」にはしっかり反応してくれるもの。「オイデ」や名前を呼んだ時に飛んできて来てくれるようなら、それはワンコからの熱いアイラブユーのメッセージです。もしかしたらそれはオヤツへの愛かもしれないけれど、愛を示していることに変わりはありません!「エライね!」「私も大好きだよ!」と応えてあげましょう。

とはいえ、呼んだ時に「はぁ?何か用?」と面倒くさそうなら、愛より義務感からの行動かも。その気持ちを愛に昇華させるべく、トレーニングに励むことをお勧めします。ワンコの安全を守るためにも、この「オイデ」トレーニングはとっても重要なのですよ。

3. 尻尾を振る!:ぶんぶんぶん

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ぶんぶんぶん image by MJ Klaver / Flickr

犬が尻尾を振るのは喜んでいるからと考える方は多いものですが、必ずしもそうではなく、犬たちは様々な意図を持って尻尾を振るものです。ただ、飼い主さんを含めて人間に対して素早く尻尾を振るのなら、振り幅にかかわらずアイラブユーのサインです。腰の振りつつ尻尾を振るようであれば、「もうどこにもいかないで」などの甘えの気持ちも含まれています。

ワンコを観察していると、「今日は右への振り幅が大きいな」とか「左側に尻尾を振っている」なんていう発見をすることがあるかと思います。どうやらこの時、犬たちは異なる感情を抱いているようなのです[2]。2013年に発表された論文によれば、右側への振り幅が大きい時は幸せ気分を、左側だと心配を表すのだそう。犬たちのキモチだって、複雑なのです。

4. 一緒に寝る:ぐーすかぴー

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あんしん… image by Ben ‘Jimmy’ Angel / Flickr

一緒にベッドに寝るか、寝ないかはさておき、犬たちがリラックスしたい時に飼い主さんにすり寄って来て、グースカピーと寝ていたら、それもアイラブユーのサインです。ボディタッチは愛情の基本的なサインですし、他に大好きな場所があるにもかかわらず、飼い主さんの膝に乗って寝たがるのであれば、そこが最も安心できる場所だから。

誰よりもあなたが好き!ワンコ達のそのキモチ、痛いほどわかりますよね!

5. 笑顔を見せる:にっこり

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ニッコニコ image by m01229 / Flickr

犬の笑顔は、私たちの心を癒してくれるもの。ただ実際は、遊びの中でのパンティングと太陽の眩しさに目を細めるタイミングがぴったり合って、人間が思うところおの「笑顔」になっているのかもしれません。

いやいや、うちのコはやっぱり笑顔を見せてくれるよ!という方。それもまた真実のようで、嬉しい時の筋肉の使い方は、私たち人間と同じ研究結果があるようです[1]。幸せ笑顔かどうかは、お口のリラックス度合いや耳の位置、そして尻尾の様子(ブンブン!)で判断できそう。嬉しい、楽しい時の「笑顔」はやっぱり、アイラブユーの表現です!

どうしたらアイラブユーを伝えてくれる

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あなたのことが大好きです! image by Dave See / Shutterstock

犬たちに「アイラブユー」と言ってもらうたった一つの方法。それは、ニンゲンたちが沢山「アイラブユー」を伝えること!彼らだけに集中する時間を設けて、一緒にお散歩したり遊んだりするだけで、全犬生をかけた愛をあなたに伝えてくれますよ〜。犬たちよ、愛してるぜ!

[1] 6 Ways Your Dog Shows You Love
[2] Siniscalchi, M., Lusito, R., Vallortigara, G., & Quaranta, A. (2013). Seeing left-or right-asymmetric tail wagging produces different emotional responses in dogs. Current Biology, 23(22), 2279-2282.

Featured image from Istvan Csak / Shutterstock

ウレシイ、寂しい、がっかり ・・・犬のキモチは顔の表情からわかるらしい(米研究) | the WOOF

遊んでいると笑顔を見せてくれたり、「じゃあお留守番ね」と言ったとき、「はぁ?なーに言っちゃってんの?」みたいな顔をされたり。 犬って表情豊かだなぁと思うこと、たくさんありますよね。わたしたちはどの程度、ワンコ達の表情からそのキモチを理解できるのでしょうか。

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