続報|映画”A Dog’s Purpose”の虐待疑惑〜第三者機関は「撮影現場の安全対策は十分」

動物愛護・保護
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撮影中の動物虐待に揺れる映画”A Dog’s Purpose”。嫌がる犬に無理強いを示すリーク動画が公開され、プレミア上映会の中止やボイコット運動にまで発展しました。

その後、虐待に関する専門家による調査が行われ、リーク動画に誤解を招くような編集が行われていたこと、撮影時の安全対策は十分に講じられていたことなどがAmerican Humaneより発表されました。

American Humaneは、動物の福祉と安全を推進するグループで、映画やテレビなどの撮影時の安全を確認する活動を行っており、同映画の撮影にも立ち会っていました。

この記事は、先日配信した以下の記事の続報です。

犬映画、動物虐待疑惑に揺れる〜プレミア上映の中止に発展 | the WOOF

American Humaneはリークされた動画について、異なる時に撮影された2つのシーンであることを示し、「誤解を招き、怒りを煽る目的で意図的に編集されたもの」「映像を撮影して意図的に編集し、15ヶ月以上待ってプレミア直前にこれを公にした。(動画をリークした者の)動機と倫理観に大きな疑問符がつく」と非難しています。

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動画に登場するジャーマン・シェパードについては、一時的にストレスを感じたが、長期的な悪影響はなかったそう。このことに関しては、「(リーク動画の)最初の部分について、犬をもっと優しく扱うべきであったし、もっと早くストレスサインに気づくべきだった」としています。実際の現場では、犬はすぐに暖かいテントに連れて行かれ検査を受け、ストレスの兆候がないことを確認したのちに撮影に戻ったということです。

ボイコットを求める声明を出した動物保護団体PETAは、調査の所見が不十分であると述べています。「犬が死傷していない点に問題はないが、やはり疑問は残る。撮影時には、動物が怖がるようなことがあってはいけない」

Screen capture from A Dog’s Purpose – Official Trailer (HD) / YouTube

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