動物の痛みを知る月(Animal Pain Awareness Month)〜毎年9月

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動物の痛みを知る日(Animal Pain Awareness Month)は2015年、飼い主に動物たちの痛み(急性・慢性)についての認識を深めてもらうことを目的として、国際獣医学疼痛管理協会(The International Veterinary Academy of Pain Management: IVAPM)により制定された。

人間の”痛みを知る月間(Pain Awareness Month)”に対応するようにと、9月が選択された。国際獣医学疼痛管理協会はこの月に、クリニック、獣医師、専門家、獣医業界、メディア、教育者など様々な組織・団体に対して、患畜たちが感じる痛みと対処法を広く伝えることを求めている。

テーマは”彼らの痛みは私たちの痛み(Because Their Pain is Our Pain)”。種は異なれど、私たちは同じように痛みを感じる。人間にとって痛みを感じるものであれば、それは動物たちにとっても痛みの原因となるというのが、伝えたいメッセージだとしている。協会はこの月をきっかけとして、飼い主たちが動物が発する痛みのサインに気づき、獣医師等のケアに繋げる行動をすることを期待する。

協会は、犬が痛みを感じているかを判断するための質問票を用意しており、質問項目は以下のとおりである。

  • 起き上がる時や、体を横たえる時に苦労している
  • 歩く時、走る時に苦労している(足を引きずる、ゆっくり動く)
  • 車や家具に飛びのる時、飛び降りつ時に苦労している
  • 滑りやすい床上を歩くのに苦労している
  • 階段の上り下りに苦労している
  • 家族または他の犬と遊ばなくなった、運動しなくなった
  • 快適な姿勢を常に探し続けている(落ち着くポジションを探すのに苦労)
  • 体に触れる、または動いている時にうめき声や鳴き声をあげる
  • 食欲不振
  • 人や犬に興味を失う(隠れる。撫でられること、ブラッシング、抱っこを嫌がる)
  • 体を異常に舐め続ける、噛み続ける、掻き続ける
  • 変な姿勢、または変な場所で寝る
  • 近づいたり触ったりするとき、普段より攻撃的になる(噛む、唸る、耳を倒す)
  • 息をはぁはぁしたり、震えたりする
  • 目の様子や動きがおかしい(凝視、瞳孔散大、虚ろ、目を細める)

Featured image credit Dominik QN / unsplash

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