鼻に12.7cmの棒を突っ込んだまま6ヶ月を過ごしたビーグルのお話

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鼻から牛乳ならぬ鼻から棒。藪からスティックならぬ鼻からスティック。

鼻に何かを突っ込むのは、小学生男子だけではないことが判明しました。鼻の症状にお悩みのワンコは、アレルギーではなく鼻の中の異物に苦しんでいるのかもしれません。

米ミシガン州に住むレックス(Rex、ビーグル、2歳)は約12.7cmの棒を鼻から取り除くという奇妙な手術を受けました。長い長い棒は6ヶ月もの間、彼の鼻の中に収まっていたそうです。

「うさぎを追いかけて植林地に入ったのですが…。戻ってきたらちょっと行動がおかしかったんです」と話すのは飼い主のKovicakさん(Mark Kovicak)。鼻血も出ていたことから、レックスを動物病院に連れて行きます。そこで鼻腔内洗浄と抗生物質の処方をしてもらったのが今年4月のこと。しかしその後も治療は継続しますが、クシャミや鼻水などの症状が治まることはありませんでした。

そこでKovicakさんはレックスを、高度治療が受けられる病院に連れていきます。そして「左の鼻腔に非常に長い棒があります。このため、左側では鼻呼吸ができないのです」という驚きの結果を知らされることになります。

幸運なことに、棒はレックスの軟組織や頭蓋を傷つけておらず、手術も無事に成功します。犬生の4分の1を棒と共に過ごした犬は、ようやく「健康な犬」に戻ることができました。

犬の鼻に棒が刺さった。しかも、5cmから7.5cmほどの鼻先のビーグル犬に、12.7cmの棒が刺さっているという状況を聞けば、思わず「それ、すぐにわかるでしょう!」と言いたくなってしまいます。しかし、そう簡単にはいかないのがリアルな世界。棒は、獣医師や飼い主が何度確認してもわからないほど奥に入り込み、発見のためにはCTスキャンを使用しなければならないほどでした。

このニュースから学べるのは、「詳しく調べなければわからないこともある」ということ。逆に、獣医師さんや高度医療の助けを借りれば、原因のわからなかった症状への解決の糸口が見つかるかもしれないということです。Kovicakさんは、「症状に悩む犬と飼主さん、原因探しをあきらめないで」とコメントしています。

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