迷子になった盲目の老犬〜7日間を生き延び、無事に家族のもとへ

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森の奇跡と呼ばれる犬生還のお話。湿った森の中で、盲目の老犬が生き延びることができたのは、まさに奇跡としか言いようがありません。

12歳になるラブラドール・レトリバーのセージ。健康問題から視力を失ったこのワンコは、カリフォルニア ボルダー・クリークの自宅から外へ出てしまい、そのまま行方不明になってしまいました。

家族や近隣住民による必死の捜索も虚しく、セージは見つかりません。希望の灯も小さくなりつつありました。

諦めが広がりつつあった捜索8日目、ある消防士がセージを発見します。前の週に彼女の捜索を手伝っていたエストラダ消防士が、ハイキングに出かけた場所で横たわる犬を見つけたのです。まるで死んでいるかのように蹲っていた犬は、人の気配を察したのか、頭を上げたのだそうです。

セージで生きていました。エストラダ消防士は、「すごく嬉しかった。彼女の身体に手を回しハグしました。そして肩に担いで運びました。(セージは)酷い様子だったけれど、生きようという強い意思がありました。諦めちゃいけないことを教えてくれたように思います」と地元テレビ局に語っています。

セージが発見されたのは、サンタクルーズ山脈(The Santa Cruz Mountains)。最も高いポイントは1,154mと、標高でいえば低めの山に分類されますが、この時期は雨季にあたり降水量が非常に多いため、目の見えない老犬には厳しいコンディションであったことが推察されます。人気のない場所に入り込まずにじっとしていたことが、奇跡につながったのでしょう。

飼い主のコールさんは、エストラダ消防士に1000ドルの褒賞を申し出たそうですが、消防士はこれを固辞。代わりに慈善団体に寄付されることが決定したそうです。

h/t to Blind dog found alive after disappearing in Santa Cruz Mountains | abc7news.com

Featured image by Blind dog found alive after disappearing in Santa Cruz Mountains | abc7news.com / Flickr

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