暑くても寒くても、ほんのちょっとの時間でも、とにかく犬を車に残してはダメ。高温の車に放置されれば、たとえ命が助かったとしても、内臓に大きなダメージを与えることになるのです。
2月のカリフォルニア州では死亡事故
カリフォルニアでは今年2月、犬が3時間も車中に放置され、熱中症のため死亡しています。
その日の気温は21度ほど。地元ニュースによれば、死亡した犬の体温は40度ほどになっていたそうです。
毎年、少し暖かくなってくると起こる犬の置き去りによる事故ですが、米国などでは法令等で禁じられているところもあり、事故というより事件といった方が正しい表現。この事案でも飼い主は逮捕され、起訴されるということです。
車の中は高温になる
© WOOFOO, Inc. (データ:CUMMINGS SCHOOL OF VETERINARY MEDICINE AT TUFTS UNIVERSITY 写真:Africa Studio | Shutterstock)
2012年、米国のWard獣医師(Dr. Ernie Ward) が、締め切った車内の温度の変化を実験して動画として発表しました。ほんの数分で全身が汗だくになった彼は、「耐え難い、ただただ出たくなった」としており、犬ならば「よるべのない孤独を感じるだろう」とコメントしています。
車内の温度は、上記の画像のように非常に高くなります。汗をかくことができず、体温調節が苦手な犬を放置すれば、犬は苦しいだけではなく無力感と孤独を強く感じることでしょう。
犬たちの身体だけでなはく、心にも大きな傷を残す「車に置き去りにする」という行動。ちょっとの時間だったとしても、絶対にしてはならないと心に深く刻んでおきましょう。
Featured image credit John Benson / Flickr
犬を車に残しちゃダメ!〜犬が車を”運転”し、スーパーの壁に突っ込んだ(アメリカ) | the WOOF イヌメディア
この時期になると熱中症などの懸念から、「犬を車に残すのは危険」という警告が多く発せられます。短い時間でもクーラーを入れていても、犬だけを車に残していくのは本当に危険な行為です。 最高気温が23度の日であっても、車内の温度は50度近くにもなるのです。熱による危険があることは十分にお判り頂けるかと思います。 …