犬の1日の睡眠時間は、おおよそ12-14時間ほど。もちろん、犬種や年齢、環境などによっても異なりますが、人間より長い時間を眠りに費やしているのです。
大切な睡眠時間ですから、犬たちには快適に過ごして欲しいものですよね。
今回は犬用ベッドの選び方について、10のポイントをにまとめました。「素敵なベッドを買ってあげよう!」「今のベッドで良いのかなぁ?」そう思ったら、ぜひご一読ください。
犬が安心できる寝床を作ってあげよう
うちの犬は夜は人間のベッド、昼はソファで寝ているよ…というご家庭でも、犬の寝床を準備したほうが良いものです。
いわゆる”ベッド”の形でなくても、クレートにタオルを敷くだけでも良いですが、穏やかな犬を育てるためには、自分が安全できる場所にいることを実感できる場所を準備してあげたほうが良いでしょう。
いつも同じ場所にある、自分専用の心地よい場所。そうした場所を与えることは、テリトリーを守りたいという欲求にも応えてあげることにつながります。
検討を開始したら問いかけるべき4つの質問
犬たちは、「このクッション、もっと硬い方がいい」とか「肌が擦れて痛いの!」とか「顎が乗っけられて楽でいいねぇ」とか、そんなことは語ってくれません。嫌ならそっぽを向かれてしまうだけ。
犬たちの好みはどうにもなりませんが、彼らの体格や状況を考慮することで、’寝てもらえない’という不幸な事態を避けることができるかもしれません。購入を考え始めたら、以下の質問への答えを準備しておきましょう。
1. 愛犬の体のサイズは?体は十分に成長した?
まずは正確なサイズを計測(体長、体重)しておくこと。十分に成長仕切っていない子犬であれば、どの程度まで大きくなるのか予想しておきましょう。
2. 犬が好む就寝スタイルは?
また、犬が好む寝方を確認しておきましょう。体を伸ばして寝るコ、体を丸めて寝るコ、顎を乗せるのが好きなコ、このみのスタイルは異なります。
3. ベッドをどこに置く?
少しひんやりした場所か、移動する必要はあるかなど、どこに置くのか・どう使うのかを考えておきましょう。
4. 特別に考慮すべき問題は?
脚が悪い、高いところに飛び乗るのは無理、皮膚が弱い、苦手な素材があるなど、健康上の問題の有無を確認しておきましょう。また、ものすごく苦手としていることがあれば、それも心に留めておいて。
自分の移動が難しい犬(病気や寝たきり)のコは、フラットなタイプだと落ちてしまう恐れもあるかもしれません。こうしたスペシャルニーズを持つ場合は、獣医師または犬仲間からのアドバイスを求めておくと良いですよ。
ベッド選択に際しての確認ポイント
さぁ、実際にベッドを選ぶところまで進みました!この段階では何を確認すれば良いのでしょうか。
5. どれだけコストをかけられるか
注意したいのが、高いものを購入しても犬が好むかはわからないという点です。子犬なら、ベッドで一人寝をしない場合もありますし、おもちゃ代わりに噛んでダメにしてしまうこともあります。
もしかしたら使ってくれないかもしれないという可能性を考慮した上で、どれだけコストをかけるか、かけられるのかを決めましょう。
6. サイズ、形、そして色
広くてゆったりしたベッドが良いのかといえば、そうではありません。犬たちは狭いところを好む生き物。体に合うサイズを選んであげましょう。小型犬用、大型犬用というサイズ分類でなく、個体の体型及び体重にあったものを選ぶことが大切です。
7. 素材は何か
ワンコたちは意外に神経質で、例えば肌触りが好きじゃないとか、音がなるのが気になるとか、様々な理由で対象を嫌います。
価格の安いベッドを購入したいなら、ネット購入より実店舗でサイズや色はもちろん、匂い、音、肌触り、フカフカ感、縫製などを確認した方が良いです。お得な商品なのか、単なる安物かはネットでは判別できない上、「安いから」返品や交換をせず諦めるケースが多いのです(弊社調べ)。
8. デザイン
全体のデザインは、愛犬の就寝スタイルや性格に合わせて形を決めましょう。色はもうお好みで。被毛の色に合わせる、または家具のスタイルと合わせるなど、飼い主さんが気持ちよくなれる色で良いと思います。
パーツなどのデザインにも注意です。犬が誤食するような装飾がないかなど、確認しておきましょう。例えばファスナーが上側にあるものは、暇つぶしに噛んでしまう恐れがありますし、ボタンなどは噛みちぎって食べてしまうかもしれません。
ドーム型(かまくら型)の商品は、好みが分かれるようです。また、価格が安いものだとドームの型が不安定で、それを嫌わって使わないか上に乗ってしまう(それはそれで良いけれど)という事案もあるようです。作りの良いものであれば、囲まれ感のあるドーム型は犬にとって安心できるベッドになると思います。
9. 部分的に購入できるか
カバー別売り、クッション別売りという商品や、それだけ手間をかけて作っている商品であることが多いので少しお値段は張りますが。それでも、クッションに粗相しちゃったとか、枕部分を噛みちぎってしまったとか、そうした場合に全部を買う必要がなくなります。
10. 洗濯は容易にできるか
洗濯用の注意書き、但し書きがしっかり記載されているものを選びましょう。カバーが取り外して洗える商品が理想的。中・大型犬のベッドなら、分解洗いができるものの方が良いでしょう。
安価な商品だと、一回の洗濯でダメになってしまった、というコメントがかなりの数で登場します。やはりお安い商品であればあるほど、じっくりと実物を確認してから購入した方が良さそうです。
おまけ:季節モノは要注意
ひんやりベッド、暖かベッドなど、愛犬に快適に過ごしてほしいと願う飼い主さんは、季節モノも気になるところだと思います。
しかし、こうした商品は素材が特別(または特殊)なことが多く、近づかないワンコも少なくありません。肌触りや光沢、匂いや音が苦手なのではないかと推察できます。好むコがいる一方、苦手なコも一定数存在する…ということを理解しておきましょう。
もちろん、その季節に合わせたベッドを購入するのは良いことですが、普段のベッドを季節仕様にすることを考慮した方が安全だと思います。夏は毛布でなくタオルを敷く、アイスパックを包んでおいてあげるなど、快適に過ごしてもらえる工夫をするのも楽しいものです。
all photos are taken by ana erb / Flickr
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